「二番後取り直し」。 | 稜線の風に吹かれて

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いつもは低い山、ときどきは高い山、その報告と日々折々に感じたこと、思ったことを気ままに綴ります。

 ついさっき、面白い場面に出くわした。

 ときどき、BS放送で番付の下のほうの相撲を観るのだが、幕下「唐津海」と「翔傑」との取り組みで、長い長い4分を越える相撲があり、「二番後取り直し」となったのだ。

 土俵下の審判がそわそわし出したのは3分過ぎ。
 てっきり「水入り」で、また同じ場面からの再開となるのかと思ったら、両者パッと別れたから、あれッと思った。
 どうまわしを取っていたか、頭をつけていたか、足の位置は?なんて関係ないとばかりにパッと別れたのだ。
 すると呼び出しが出てきて、「二番後取り直し」という垂れ幕を土俵上で掲げたのだ。
 ようやく呑みこめて、へえっと思った。
 そうなんだ!。
 幕下では(いや幕下以下かな)、長い相撲になったら(3分かな?)、二番後に取り直すんだ!

 この二人、どちらも今場所は6連敗。
 二人にとってはきょうが千秋楽だ。
 負けられない、全敗は避けたい、そんな気迫がこもったいい一番だった。
 結局、二番後、どっちが勝ったんだっけ、忘れてしまった。ゴメンなさい。