宮崎県の最南端に位置する串間市において、この度安全で美味しい野菜の生産を市全体に普及する活動を行うことになりました。
野菜の栽培では、生食する種類も多いことから、味とともにその安全性が重要視されます。そのため化学肥料や強い農薬でなく身体に優しい(害のない)肥料や農薬を使用することが求められ、その基準を満たして栽培した野菜が有機野菜として認められ、「有機JAS認証マーク」を付けて販売されています。
そのことから、私たちも有機野菜の認証に向けた栽培に取り組むことを視野に入れてはいますが、そのハードルが高いことから、まず当園においては、身体に害がないのに有機野菜栽培で認められない資材も使用できて、その他は有機栽培に準じた野菜づくりを行うことで、それを公的機関の規定で表示が認められる「特別栽培農産物」として販売する方策を選択することになりました。
ただ、諸々の表記(表示)においては、特別栽培農産物が有機野菜より優れているとか、同程度の安全性とかの記載はできないことから、その点については消費者の皆さんにご理解いただきたいと思います。
当園においては野菜栽培が主体なことから「特別栽培野菜」の名称で表示して、その推進拡大においては、当初専業農家への働きかけは行わず、一般市民とその家族やお友達などを対象に栽培者を募ります。
そのなかでも特に時間に余裕のある高齢者の皆さんの参加を求めることを積極的に行っていきます。
