山羊座14度「花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り」では、時間に耐える価値、残していくべき理念や文化がテーマでした。
そこでは、目に見えない精神性を、形あるものへと落とし込んでいく力が働いています。

山羊座15度では、そうして築かれた社会的な構造の中に、人間らしい優しさや感情の緩和が注がれていきます。
合理性や構造の中に遊びや癒しというあたたかい要素が生まれる場面が、この度数のテーマです。

山羊座15度

このシンボルは一見すると非常に具体的で穏やかな情景に見えますが、深い意味が込められています。

病院という秩序と制限の空間の中に、子供たちのための遊びと心の余白が用意されている。

これは厳格な環境の中にあっても、人の心には癒しや夢、希望の入り口が必要だというメッセージです。

山羊座は社会性や現実性の象徴とされますが、この15度ではその枠の中に、無邪気さ・優しさ・救いの手が差し込まれます。

厳しさや重さだけではなく、人間らしい温もりや遊び心が、むしろ社会の健全さを支えることがあるのです。

またこのシンボルは「ケア」「支援」「余白」「プレイセラピー的な要素」などにも通じ、心の治癒や子どものような純粋な感情を大切にする姿勢を象徴します。

1と5で構成される「15」は、1. 意志（1）と自由（5）の結合を示しています。

「1」はスタートや自己、意志の表明を象徴する数。
「5」は変化・自由・好奇心・感覚の拡大を象徴します。

15はこの2つが組み合わさることで、自分の意思で変化を生み出す力が示されます。

つまり、15は「意志ある変化」や「主体的な遊び」など、能動的な姿勢の中に柔軟さや楽しさを取り入れる数字なのです。

この度数に太陽を持つ人は、現実的な場面の中に、温かさや配慮を自然に組み込めるタイプです。
仕事や社会的な役割に真面目に取り組みながらも、誰かを励ますような言葉や、心を和ませる空気を大切にします。

また、自分自身が無邪気さや安心を求める傾向もあり、社会の中で戦うだけではなく、ふっと心を緩める“癒しの空間”を持つことが大切です。

周囲からは「しっかり者」と思われがちですが、本質的には優しさやケア精神が行動の核にある人。人の心に寄り添いながら前に進める力を持っています。

山羊座のサビアンシンボル

▶「現実化」「責任」「社会構造を築く力」が導く達成への道

山羊座3度｜成長と理解に対して受容的な人間の魂

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