日々の暮らしの中で、言葉にはしづらい「違和感」や「息苦しさ」を感じることが増えてきた今日この頃。

物価は上がり、働いても手元に残るお金は少なく、支払うものだけが増えていく。

社会のルールは年々複雑になり、何が正しくて、誰のための制度なのか、はっきりと見えにくくなっています。

なにかおかしいと感じながらも「そんなものかな」と、どこかで受け入れてしまう。

こうした、見えないのに逆らえない何かに従ってきた時代は、魚座に滞在してきた海王星の影響と重なっているのかもしれません。

そして2025年。
海王星は、次のサインである牡羊座へと移動します。

魚座から牡羊座へ。
この変化は「なんとなくそうするのがいいよね」が漂っていた空気から、「私はこうしたい！」という直感と意志の表明へと、時代の雰囲気を変えていく流れとなります。

星で読む“取られすぎる時代”の正体

消費税に所得税、住民税、年金、健康保険、介護保険、インボイス制度。すぐに思い浮かぶだけでもこれだけの課税があり、

更には通勤税に、独身税とかいうよくわからない課税がはじまろうとしています。

「払うもの」が年々増えていく一方で、それがどこに使われているのか、どんなふうに自分に返ってくるのかは、いまひとつ見えません。

それでも私たちは「仕方ないよね」「そういうものだし」と、いつの間にか納得したふりをして受け入れてしまっている。

このような感覚は、魚座の土星と海王星が象徴する“見えない支配”の形そのものだと言えるでしょう。

海王星は「幻想」や「夢」を象意としますが、「境界をあいまいにする」エネルギーを持ちます。
そこに「ルール・制限・義務」を意味する土星が加わることで、見えないけれど、従わざるを得ない空気に包まれていきます。

「よくわからないけど、そうしないと不安になる」
「本当は納得していないのに、周りに合わせてしまう」

このように、理由や仕組みが明確ではないまま、義務（土星）だけが膨らんでいく（海王星）社会構造が生まれてしまうのです。

実際、日本の税率は、ヨーロッパの一部の国々よりも低い面もあります。
大きく違うのは、「納める側の感覚」だろうと私は思うのです。

北欧諸国などでは、税金は高くてもそれ以上にサービスが充実しているという信頼があります。
一方、日本ではその使い道が不透明で、制度の設計そのものがわかりづらい。

ここから見えるのは、金額の高さだけではなく、“使われ方や仕組みがよく分からないまま、払わされている”という違和感ではないでしょうか。

2025年。

海王星は魚座から牡羊座へと移動します。

これまでは仕方ないと思っていたことに対して

「本当にこれは必要？」

「私はこれに納得している？」

と問い直す意識が、静かに、けれど確かに芽生えてくるはずです。

牡羊座は他の誰かではなく、「わたし」がどう感じるかを大切にするサイン。

海王星がこの牡羊座に入るということは、一人ひとりの中にある本能的な直感や違和感に、幻想のベールがかからなくなるということでもあります。

「なんとなくそういう決まりだから」と受け入れるのではなく、
「自分はどう感じるか」「どうしたいか」を基準に考えていく流れが強まっていきます。

この意識の変化は、税金や制度のような大きな仕組みにも、少しずつ影響を与えていくはずです。

「ちゃんと納得できるものにお金を払いたい」
「自分が信頼できる仕組みに関わっていたい」

そう思う人が増えていけば、今までのように「よく分からないけど従っておく」という感覚は、次第に薄れていくでしょう。

そうした意識の変化こそが、海王星が牡羊座に入ることで始まる“目覚め”のひとつなのかもしれません。

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星で読む税金が高すぎる理由｜魚座土星と海王星がもたらす支配の仕組み