先日国会図書館にて、中国市場参入における資生堂の戦略についての博士論文を読んだ。
【まとめ】
資生堂はロレアルやP&Gと違い、広報に莫大な費用をかける方法を使わなかった。
化粧文化を創り、広めることに投資した。北京市政府への技術援助や、店頭での
ビフォアー&アフターサービス、テレビでの化粧情報の発信など。
その結果、政府や市民の信頼を得ることに成功した。
(中国人の化粧品購買要因としてプロモーションが多い中、資生堂商品の購買要因はクチコミ)
【特に気になったポイント】
中国人の化粧品購買要因は「CMや広告」が圧倒的に多い。そんな中、資生堂化粧品の購買要因は、「友人からの評判」であった。
そして、そのような戦略を利用して成功しているというのは、資生堂が「信頼」を創る事に注力していて、それに成功しているブランドであるのだなと思った。
【資生堂の戦略骨組み?】
個人的には、資生堂が文化創造伝達を重視しているという点については考えていたが、「信頼」を得ることにも非常に重視していることが理解できた。資生堂の戦略を非常にざっくり言うとこんな感じなのだろうか。
1)高い技術力から高品質商品を創る。
2)新たな文化の創造と伝達に投資をする
3)消費者やステークホルダーからの信頼を勝ち取る。
4)ブランドイメージが高まり商品が売れる
【感想】
資生堂は、その国の化粧文化のフェーズによって戦略をわけつつ、その国の市場と業界の状況にあわせて戦略を考えていることを再認識する機会になった。
個人的に日中の戦略比較を簡単にしてみたのだが、部分的な視点から何か次の戦略を見据えることに対しての限界を感じた。改めて経験の重要さを感じる機会となった。
【まとめ】
資生堂はロレアルやP&Gと違い、広報に莫大な費用をかける方法を使わなかった。
化粧文化を創り、広めることに投資した。北京市政府への技術援助や、店頭での
ビフォアー&アフターサービス、テレビでの化粧情報の発信など。
その結果、政府や市民の信頼を得ることに成功した。
(中国人の化粧品購買要因としてプロモーションが多い中、資生堂商品の購買要因はクチコミ)
【特に気になったポイント】
中国人の化粧品購買要因は「CMや広告」が圧倒的に多い。そんな中、資生堂化粧品の購買要因は、「友人からの評判」であった。
そして、そのような戦略を利用して成功しているというのは、資生堂が「信頼」を創る事に注力していて、それに成功しているブランドであるのだなと思った。
【資生堂の戦略骨組み?】
個人的には、資生堂が文化創造伝達を重視しているという点については考えていたが、「信頼」を得ることにも非常に重視していることが理解できた。資生堂の戦略を非常にざっくり言うとこんな感じなのだろうか。
1)高い技術力から高品質商品を創る。
2)新たな文化の創造と伝達に投資をする
3)消費者やステークホルダーからの信頼を勝ち取る。
4)ブランドイメージが高まり商品が売れる
【感想】
資生堂は、その国の化粧文化のフェーズによって戦略をわけつつ、その国の市場と業界の状況にあわせて戦略を考えていることを再認識する機会になった。
個人的に日中の戦略比較を簡単にしてみたのだが、部分的な視点から何か次の戦略を見据えることに対しての限界を感じた。改めて経験の重要さを感じる機会となった。