不動産の売却理由の一つとして、増加傾向にあるものに「任意売却」があります。

「任意売却」とは、住宅ローンやその他、不動産を担保にしたローンの支払いを滞納し、ローンの貸し手（債権者、金融機関等）から一括弁済を要求され、不動産を売却して、ローンを返済するというものです。

「任意売却」という言葉は、「競売」（強制的に換価されるしすてむ）に対して、任意（自分の意思で）で、不動産を売却するという意味です。

通常、住宅ローンの滞納後、数か月後に一括弁済を求められることが多いのですが、不動産の価格より残債務額の方が多く残っている「債務超過」の場合が多くなっていますので、その売却には、専門家のアドバイスが必要になると言えます。

不動産を売却して、債権者（金融機関等）に配分することになりますが、上位の抵当権者や区分所有の場合、管理費・修繕積立金等が優先弁済されます。

住宅ローン等の支払いが困難になってきた場合や収入が減少することが発生した場合には早めに不動産に特化したＦＰ 等の専門家に相談されることをお勧めします。

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不動産の実務・・・・売却理由（任意売却・・住宅ローン滞納すると）