心配またよし(FP人生理論44) | SG大阪バラエティライブ                          ~FPのためのスタディ・グループ~

心配またよし(FP人生理論44)

こんにちは!
たっちゃん@診断士&FPです。

FP人生理論第44回は、「心配またよし」です。

以下、松下幸之助氏の「道を開く」(PHP)からの抜粋です。

何の心配もなく、何の憂いもなく、何の恐れもないということになれば、

この世の中はまことに安泰、きわめて結構なことであるが、

実際はそうは問屋が卸さない。

人生つねに何かの心配があり、憂いがあり、恐れがある。


しかし本当は、それらのいわば人生の脅威ともいうべきものを

懸命にそしてひたすらに乗り切って、

刻々と事なきを得てゆくというところに、

人間としての大きな生きがいをおぼえ、

人生の深い味わいを感じるということが大事なのである。

この心がまえがなければ、この世の中はまことに呪わしく、

人生はただいたずらに暗黒ということになってしまう。


憂事(ゆうじ)に直面しても、これを恐れてはならない。

尻ごみしてはならない。「心配またよし」である。

心配や憂いは新しくものを考え出す一つの転機ではないか、

そう思い直して、正々堂々とこれと取り組む。力を絞る。知恵を絞る。

するとそこから必ず、思いもかけぬ新しいものが

生み出されてくるのである。新しい道が開けてくるのである。

まことに不思議なことだが、この不思議さがあればこそ、

人の世の味わいは限りもなく深いといえよう。


(たっちゃん@診断士&FPのコメント)

「心配またよし」、松下幸之助氏らしい表現である。

心配することを否定的に捉えるのではなく、

人間というのは、心配するものであるという人間の本質を、

実に如実に表現している。

心配事をしているとき、人はとても不安になるが、

長い目で考えれば、それも良い転機で、良いことなのである。


ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家ですが、

「人の心」を抜きして、ファイナンシャル・プランニングはできません。

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