止(とど)めを刺す(人生FP理論38)
昔は、いわゆる止めを刺すのに、
一つの厳しい心得と作法があったらしい。
だから武士たちは、もう一息というところをいいかげんにし、
心をゆるめ、止めを刺すのを怠って、
その作法にのっとらないことを大変な恥とした。
物事をしっかりと確かめ、最後の最後まで見極めて、
キチンとした処理をすること、
それが昔の武士たちの一番大事な心がけとされたのである。
その心がけは、小さい頃から、日常茶飯事、
箸(はし)の上げ下げ、あいさつ一つに至るまで、
厳しく躾(しつ)けられ、養われていたのであった。
こんな心がけから、今日のお互いの働きを振り返ってみたら、
止めを刺さないあいまいな仕事のしぶりの何と多いことか。
せっかくの99%の貴重な成果も、
残りの1%の止めがしっかりと刺されていなかったら、
それは始めから無きに等しい。
もうちょっと念を入れておいたら、もう少しの心配りがあったなら~
あとから後悔することばかりである。
お互いに、昔の武士が深く恥じたように、
止めを刺さない仕事ぶりを、大いに恥とする厳しい心がけを
持ちたいものである。
(たっちゃん@診断士&FPのコメント)
仕事において、「詰めが甘い」という言葉も良く使う。
せっかく時間をかけて、努力して、工夫して、内容のあるものであっても、
形式面で誤字があったり、見せ方がよくなかったり、
表現が悪かったり、少しの心配りを怠るだけで、
全てがゼロに等しくなることがある。
たかが、形式面と、軽くみてはならないのである。
形式面に心配りする余裕がある位、余裕をもった仕事をするべきである。
そのような仕事の仕方をすべきである。
私自身、もちろん、完璧にできているわけではないし、
特に、疲れていたり、集中力を欠くとミスを犯す。
しかし、そのような心構えでいれば、
ミスも減るし、ミスしたときの対応も異なってくるのである。
それが、顧客の信頼ひいては、経営力の向上にも、
自ずと、つながってくるのである。
ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家ですが、
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~人の個性・価値観を理解し、人を活かす~
中小企業診断士・FP事務所 松浪アドバイザリーサービス
代表 松浪 辰也
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