止(とど)めを刺す(人生FP理論38) | SG大阪バラエティライブ                          ~FPのためのスタディ・グループ~

止(とど)めを刺す(人生FP理論38)

こんにちは!
毎週木曜の午後を担当しております、
たっちゃん@診断士&FPです。

FP人生理論第38回は、「止(とど)めを刺す」です。

以下、松下幸之助氏の「道を開く」(PHP)からの抜粋です。

昔は、いわゆる止めを刺すのに、

一つの厳しい心得と作法があったらしい。

だから武士たちは、もう一息というところをいいかげんにし、

心をゆるめ、止めを刺すのを怠って、

その作法にのっとらないことを大変な恥とした。


物事をしっかりと確かめ、最後の最後まで見極めて、

キチンとした処理をすること、

それが昔の武士たちの一番大事な心がけとされたのである。

その心がけは、小さい頃から、日常茶飯事、

箸(はし)の上げ下げ、あいさつ一つに至るまで、

厳しく躾(しつ)けられ、養われていたのであった。


こんな心がけから、今日のお互いの働きを振り返ってみたら、

止めを刺さないあいまいな仕事のしぶりの何と多いことか。


せっかくの99%の貴重な成果も、

残りの1%の止めがしっかりと刺されていなかったら、

それは始めから無きに等しい。

もうちょっと念を入れておいたら、もう少しの心配りがあったなら~

あとから後悔することばかりである。


お互いに、昔の武士が深く恥じたように、

止めを刺さない仕事ぶりを、大いに恥とする厳しい心がけを

持ちたいものである。


(たっちゃん@診断士&FPのコメント)

仕事において、「詰めが甘い」という言葉も良く使う。

せっかく時間をかけて、努力して、工夫して、内容のあるものであっても、

形式面で誤字があったり、見せ方がよくなかったり、

表現が悪かったり、少しの心配りを怠るだけで、

全てがゼロに等しくなることがある。


たかが、形式面と、軽くみてはならないのである。

形式面に心配りする余裕がある位、余裕をもった仕事をするべきである。

そのような仕事の仕方をすべきである。


私自身、もちろん、完璧にできているわけではないし、

特に、疲れていたり、集中力を欠くとミスを犯す。

しかし、そのような心構えでいれば、

ミスも減るし、ミスしたときの対応も異なってくるのである。

それが、顧客の信頼ひいては、経営力の向上にも、

自ずと、つながってくるのである。


ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家ですが、

「人の心」を抜きして、ファイナンシャル・プランニングはできません。

(直接のご意見、ご感想、お問い合わせ等は筆者まで)

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~人の個性・価値観を理解し、人を活かす~

中小企業診断士・FP事務所 松浪アドバイザリーサービス
代表 松浪 辰也

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