眼前の小利(FP人生理論36) | SG大阪バラエティライブ                          ~FPのためのスタディ・グループ~

眼前の小利(FP人生理論36)

こんにちは!
毎週木曜の午後を担当しております、
たっちゃん@診断士&FPです。

FP人生理論第36回は、「眼前の小利」です。

以下、松下幸之助氏の「道を開く」(PHP)からの抜粋です。

一匹狂えば千匹狂うというが、

これは何も、馬だけに限ったことではない。

人間でも、一人がちょっとした心得違いをしたならば、

それに引きずられてまた多くの人が道を誤る。

ことに、それが利欲にかかわった問題となると、

とかく人の判断は狂いやすい。そして眼前の小利にとらわれる。


眼前の小利にとらわれるな、とは昔からのことわざであるが、

小利にとらわれては、結局は損をする。

その損も、単に自分だけで終わるならまだ罪は軽いが、

今日の世の中のように、人と人と、仕事と仕事とが

互いに密接につながっているときには、

一人の損がみんなの損となり、その心得違いは大変な結果を生む。


こんなことは、いまさら事新しくいう必要もないのだが、

この世の中、やっぱり一部の人のちょっとした心得違いから

色々の問題が引き起こされていることを思えば、

眼前の小利にとらわれるなと、

何度も何度も繰り返して言いたくもなってくる。


別に難しいことを言うつもりはない。

また言っても詮(せん)ないことだと考えてもいない。

こんなことは結局、人の良識に訴えるのが根本で、

だから何度も何度も飽きずに言いたいのである。



(たっちゃん@診断士&FPのコメント)

眼前の小利の機会は、おそらく幾度となく現れる。

しかし、その時々では、大局的な視点で、判断をしなければならない。

多くの人が小利の機会を得ているとしても、

それが、自分自身にとって、大局的な視点から、

利益なのか、損失なのかを、自分自身で判断しなければならない。


将棋をに例えるならば、

目前の駒得(こまどぐ)にとらわれて、自分の王様を取られたり、

また、相手の王様を取る機会を逸しることは、損であるのと同じである。



ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家ですが、

「人の心」を抜きして、ファイナンシャル・プランニングはできません。

(直接のご意見、ご感想、お問い合わせ等は筆者まで)

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