心を通わす(FP人生理論31) | SG大阪バラエティライブ                          ~FPのためのスタディ・グループ~

心を通わす(FP人生理論31)

こんにちは!
毎週木曜の午後を担当しております、
たっちゃん@診断士&FPです。

FP人生理論第31回は、「心を通わす」です。

以下、松下幸之助氏の「道を開く」(PHP)からの抜粋です。

古人曰(いわ)く、

人生はあざなえる縄の如し。

まことにこの世の中、長い人の歩みの中には、

良いこともあれば悲しいこともある。

そして、良いと思ったことが実は悪くて、

悪いと思ったことが実は良くて、

つまりはあれこれと思い戸惑うことは何もなくて、

はじめから素直に謙虚に歩んでおればそれで良かったと、

人の知恵の浅はかさに、

今更のように胸打たれることがしばしばある。


始めから終いまで徹底的に悪いということもなければ、

また、徹底的に良いということもないのである。

それでもなお人は、悪いと思う時には自分で自分の心を閉ざし、

良いと思う時にはまたおごりの心で人をへだてる。


心を閉ざし、人をへだて、心と心とが通い合わぬ姿からは、

お互いに協力も助け合いも生まれてはこない。

心開かぬ孤独の人々ばかりになるであろう。


有為転変(ういてんぺん)のこの世の中、

良い時にも悪い時にも、いかなる時にも素直に謙虚に、

お互いに心を通わし、思いを相通じて、

協力し合ってゆきたいものである。


(たっちゃん@診断士&FPのコメント)


Aさん:「あぁ、忙し過ぎる!」

Bさん:「忙しいことは、良いことだよ」


こんな話題を、したことはないでしょうか?


Bさんは、Aさんを癒すつもりでおっしゃったのかもしれませんが、

この会話は、「忙しいことは良いこと」、「暇なことは悪いこと」という、

Bさんの価値観を伝えた会話になっています。


ここで、Bさんが、Aさんを本当に理解してあげるなら、

次のように、ワンクッションを置いてみて下さい。


Bさん:「大変そうだね。何が忙しいの?」

Bさん:「何か、他にされたいことがあるんですか?」


という風に、Aさんの忙し過ぎるという価値観を理解してあげることが

大切です。


その後に、Bさんの価値観を伝えた方が、

より、両者の心は相通じるものになるでしょう。

ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家ですが、

「人の心」を抜きして、ファイナンシャル・プランニングはできません。

(直接のご意見、ご感想、お問い合わせ等は筆者まで)

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~人の個性・価値観を理解し、人を活かす~

中小企業診断士・FP事務所 松浪アドバイザリーサービス
代表 松浪 辰也

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