不登校の相談のニーズは、毎年増えていっているような感覚
キッズデイに来ていたこどもたちの中にも、今まさに、不登校と向き合っている子もいます
そして、我が家でも同じく、息子と試行錯誤の日々を過ごした期間がありました
我が子の不登校で悩んでいるお母さんのお話を聞くたびに、手に取るようにその気持ちが伝わってきます
それと同時に、私自身が渦中であったときは、半分もわからなかった、そのお母さんのこども、つまり不登校に向き合っているこどもの気持ちが想像できるようになってきました
私は子育て支援の一応プロで(笑)、相談員として相談者に寄り添うことはできます
しかし、子育てのプロではなく、4人目の我が子にしっかり寄り添い、認めてあげることはできない母親でした
不登校の我が子に求めていることは、ひたすら目の前の登校
どんなにあなたのためだと口で言っていても、ただ登校さえしてくれればと言う、今になって思えば私の自分勝手な思いが、いつも心の底にはありました
今、不登校のこどもたちと向き合って、まず一番に思うことは、
どんなことでもいい、やりたいことを探してほしい。ただ何となくやることだけではなく、生活に張りがでるような、やりたいことを見つけてほしい
そして、なりたい自分を想像して、それに向かって進むこと
人と違う道を通ったり、まわり道になってもOK
時間はいくらでもあるのだから、焦らなくてもいいのです
学校に行けないからダメなんてことはない、いくらでも方法はあるのです
不登校の解決は、登校ではありません
ただそんな風に言われても、渦中の私には全く響かなかっただろうなぁと思います
さて、我が家の息子君もまだまだなりたい自分を探し中
息子には、捨てるものもしがらみも忖度も、何にもない今だから、やりたいことなんでもやってみればと、話しています。