芥川賞&直木賞 | 水底の本棚

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しがない書店員である僕が、
日々読んだ本の紹介や感想を徒然なるままに書いていきます。

書店のオシゴトの様子なんかも時々は。
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第142回芥川賞、直木賞が発表になりました。


芥川賞は10年ぶりの該当作品なし。


直木賞は、佐々木譲さん「廃墟に乞う」と、白石一文さん「ほかならぬ人へ」が同時受賞。


個人的な予想としては、芥川賞に松尾スズキさんの「老人賭博」、直木賞に「廃墟に乞う」だと思っていたので、芥川賞の「該当なし」はかなり意外でした。


だって「老人賭博」は文藝春秋ですよ?

しかも、通常、芥川賞は受賞→文藝春秋に掲載→書籍化、という流れなのに、「老人賭博」は候補の段階ですでに本になっちゃってるんですもん。どう考えたって、これしかないと思うじゃないですか。


おかげで売る気満々で、追加発注出しちゃっていましたよ(泣)


(あ、申し遅れましたが、ワタクシ、書店員なのです。文芸担当の)


で、直木賞のほうは、まあどう考えても佐々木譲さんだろうなーと思っていたので、こちらは追加発注済み。(だって文芸春秋だし)


本当は道尾秀介さんあたりにあげたいなーとか思っていたので……白石一文さん完全ノーマーク。どフリー状態。いや、マジで失礼。


でもたぶん、どこの書店もきっとそんな感じ。(に違いないと思いたい)


明日、慌てて追加発注出します。


あーもう。しかし毎回予想当たらねー。