またOS 4では、iPadのようにホーム画面に壁紙を設定することが可能になっている。壁紙は、待受画面とホーム画面で別のグラフィックを設定できる。
バックグラウンドロケーションは、起動中のアプリで位置情報を取得できるもので、例えばナビアプリを起動しておけば、音楽を聴きながら音声ガイド機 能を継続可能。位置情報は、正確ながらも消費電力の大きなGPS情報と、簡易的に大まかな位置が取得できる基地局の情報を用途に合わせて利用できる。位置 情報の取得はアプリ単位で許可・拒否でき、位置情報を取得しているアプリは、ステータスバーに方位磁針型のアイコンを表示するようになっている。
プッシュ通知はこれまで通り提供されるが、バックグラウンドで複数の機能を動かせるようになることで、Appleのサーバを利用しない通知も可能 になる。これがローカル通知だ。テレビ番組の視聴予約をしておけば、10分前に画面上に通知を表示するなど、より手軽に通知機能が使える。
もちろん複数の処理が実行できるため、動画のアップロードなど、処理に時間がかかるタスクも、バックグラウンドで実行させることでユーザーのストレスは減る。特定のアプリに画面を占有されることがなくなるので、時間を効率よく使えるようになる。
高速アプリ切り替え(Fast App Switch)も用意した。バックグラウンド処理に移る際にアプリの状態を保存しておき、再度呼び出したタイミングでもとの状態に復帰する機能で、バック グラウンドに移したアプリのうち、動作し続ける必要がない機能は停止させる。バッテリーやプロセッサパワーを節約しつつ、素早いタスク切り替えを実現す る。iphone 4ケース