今回は、ANAの上級会員になるために貯めなければならない
「プレミアムポイント(以下、pp)」について。
お金と時間をppをいかに効率よく稼ぐか、、、
それはある意味、修行僧に課せられた試練。
ANAでは、
1月~12月の搭乗時に付与される「プレミアムポイント(以下、pp)」に応じて
翌年4月~翌々年3月の会員ステータスが決まる。
「ブロンズサービス」=30,000pp
「プラチナサービス」=50,000pp
「ダイアモンドサービス」=100,000pp
※それぞれ一定数以上はANA運行便にてppを獲得する条件あり。
自分が目指すのは「プラチナサービス」50,000pp
付与されるppは、マイルをベースに計算されるのだけど
若干、計算方法が異なる。基本的な計算方法は以下の通り。
pp = ①区間基本マイレージ × ②クラス・運賃倍率 × ③路線倍率 + ④搭乗ポイント
マイルとどこが違うかというと
通常のマイルは①区間基本マイレージ×②クラス・運賃倍率に計算されるけど
ppはそれに③路線倍率が掛けられて、運賃クラスによっては④搭乗ポイントが加算される。
効率よくppを稼ぐためのポイント1つ目が
この「③路線倍率」と「④搭乗ポイント」にある。
「③路線倍率」は、
国内線が2倍、国際線のアジア路線が1.5倍、国際線その他とスターアライアンス便は1倍
となっていて、搭乗する路線によって違う。
国内線は2倍だけど、国内はどの路線もそもそも区間基本マイレージが低いので
一気にppが稼げない。
逆に、アメリカやヨーロッパの長距離路線は区間基本マイレージは高いけど
路線倍率が1倍なので効率が良くない。
そのバランスが良く、修行層に人気なのが、国際線のシンガポールであり、
「SINタッチ」と呼ばれ、修行僧の定番コースとなっている。
「SINタッチ」の「SIN」とは、
シンガポールのチャンギ国際空港の3レター(コード)のことで
日々の仕事で時間のない修行僧や宿泊代を節約したい修行僧には、
シンガポールへ入国することなく復路の飛行機に搭乗する人もおり、
すぐに折り返すことを修行僧は「タッチ」と呼んでいる。
「SINタッチ」以外では「宮古タッチ」や「石垣タッチ」が有名である。
もう1つの「④搭乗ポイント」がなぜポイントになるかについては
いずれの「宮古・石垣タッチ」の回で。