~ 山形新聞 2018-04-02付 ~
人面魚で有名な鶴岡市の善宝寺で、創建時(1855年)以来となる531体の羅漢像の特別拝観が始まったとのことで、桜が咲き始めた4月初旬に行って参りました。
人面魚はここから少し離れた池にいます。
道路沿いから五重塔。
日本唯一の魚鱗(さかな)一切の供養塔として、明治26年に建てられたもの。
中へ入ると、まずは総門(……と、横目に五重塔)。
龍華庵。
お堂のガラスに貼られてあった、五百羅漢像の修復の説明。
東北芸術工科大文化財保存修復研究センターにて、
12体の修復作業が行われているようです。
そして、今回の主役となる五百羅漢堂はその隣り。
期間 : 2018年4月1日~6月30日/9月15日~11月25日まで
時間 : 午前9時~午後3時(午後3時30分閉館)
拝観料 : 500円
それでは中へ……。
鮮やかな色合いの羅漢像たちに圧倒されます。
とても160年前に造られたものとは思えないような美しさ。
……そして、どのお堂に行っても個人的にいつも気になってしまう天蓋。
天蓋を目にするたびに、重なって見えてしまうんですよ。
……
と。
見れば見るほどそっくり。
ちなみにこの写真は、2009年1月に福島の原発の近くで撮られたものです。
過去記事<コチラ>
雷神と風神。
釈迦如来(正面本尊)、普賢菩薩(1枚目左)、
文殊菩薩(2枚目右)、釈迦十大弟子(本尊下)。
五百羅漢とは、釈迦が亡くなった後、
釈迦の教えを後世に伝えるために集まった弟子たちのこと。
京都の仏師によって作られ、北前船で運ばれてきました。
両脇台座上には四天王。
531体の羅漢像は、顔のつくり、表情、ポーズまで、
ひとつとして同じものはないそうです。
写真のない時代には、亡くなった人に似た顔を見つけて、そこへ手を合わせたとか。
この空いた場所に、修復された12体が戻ってきたら置かれるようです。
~ 山形新聞 2018-04-21付 ~
そしてつい先日、リフレッシュして戻ってきました。
一部の蛇紋石も一緒に展示されていました。スタンプ用のハンコ付きで。
いただいたパンフレットと、
拝観チケットの裏は奉勧請(お守りのお札)兼スタンプシート。
本堂の中を是非巡って押してみて下さいとのことでした。
ちなみに前回の龍王殿の公開時には、3万人が拝観したそうです。
ついでに駐車場そばの看板もパシャリ。
















































