お次は、弘前市十面沢(とつらざわ)にある貴船神社・・・十腰内の次が十面沢というシンクロ。

 
<祭神> 闇龗神 ・・・水の神様ですね。

  
十面沢という地名の由来は、坂上田村麻呂が赤倉岳の鬼を征伐の折、鬼の面を十面取ったという伝説の他にも、とつら(=つる)が多く生えていた沢という意味もあるようです。

  
奥宮に続く石段がありました。奉納した方々のお名前でしょうか、石に埋め込まれてあるのが興味深い(名前を踏まないように注意しながら……)。

  
見上げた木々が、宇宙の如し。

  
本殿が見えてまいりました。……あ、開いてる!

  
ズームイン! おお、やはり石神信仰ですね。暗闇の中から光り輝いているように見えます。

 
いざ、扉の向こうをば。

  
ご神体は、扉から見下ろすように拝めます。やや黄色がかっているように見えなくもないですが、貴船神社は黄船神社とも書くので、この石がこの神社の由来となっているのは間違いないでしょう。

  
そもそも京都の貴船神社(総本社)は、神武天皇の母である玉依姫命が「黄色い(金色)船」に乗って、淀川・鴨川・貴船川を遡って当地に上陸し、水神を祭ったのが始まりとされており、奥宮境内にある「御船型石」が、玉依姫命が乗ってきた「黄色い船」が小石に覆われたものであると伝えられています。「の産まれる根源」が転じて「気生根」になったとも。
 
  
何度も言うようですが、「黄色い船=天の浮き舟=金色に輝くアレではないでしょうか。
 
  
それはそうとして、周囲にも石が見えます。

  
ここ一帯がイワクラ? ご神体が岩木山の方を向いているようにも感じられました。

 
戻りまーす。 



  
鳥居の近くから、見上げる感じに見えた境内社……かな?