続いては、巌鬼山神社の北東に位置する羽黒神社。ここにも目に効くというご神水が湧いています。

  
今から約四百年前十腰内村、時の庄屋左藤甚左衛門が出羽三山羽黒神社に参詣したところ、社の神水が北に流れているのを見て、十腰内のしずこ(泉)も北向きに流れて、目などを洗うと良くなるので、これはきっと神より村に授かりし神の水と思い、村に帰り早速、庵を築き、十腰内羽黒神社として神を祀り、現在に至っているのであります。
 
  
十腰内村、丸岡治五兵衛が眼病になり、湧き水で洗眼したところ平癒し、元禄3年 (1690) 同人によって再建された……とも伝えられているようです。
 
  
岩木山周辺には羽黒神社がいくつか点在しており、そこで湧く清水にはたいてい眼病に効く謂れがあるようです。

  
<祭神> 宇迦之御魂神

  

  
社殿は、一見ただの小屋にも見える質素な造り。

  
お邪魔致します~。岩木山を模したこの燭台がかっこいい!

 
龍もかっこいい!

  
稲を持っているということは、宇迦之御魂神でしょうか。白蛇とマムシ(?)もいますね。

  
迫力満点。

  
鳥居をこうして着飾るのは、やっぱり青森。

 
のれんのようにも、お相撲さんのまわしのようにも見えてきます。

  
それでは戻ります。

 
りんごのマンホールも青森らしい(桜は弘前城の桜で、卍は弘前の市章ですね)。

このすぐ裏で、大掛かりな工事が行われていましたが、おそらく道路の建設工事でしょうか。
木々が大量に伐採され、土が掘り起こされての自然破壊に思わず心を痛めてしまいましたが、その反面、この辺りは遺跡の宝庫なので、掘れば掘るだけ何かしら出てきそうな感じはしますね。遮光器土偶を超えるようなオーパーツ出てこないかな。