ところ変わって、青森市野内の浦島地区へ……向かう途中にある貴船神社へ。
正確にはこの神社は鈴森地区内にあるようです(神社の北側より浦島地区)。

  
この貴船神社は、源義経や菅江真澄も立ち寄ったということもあり、興味がありました。
(この地にまつわる伝説がいくつかありますが割愛)

  
<祭神> 高龗神(たかおかみのかみ)

  
貴船といえば「黄色い(黄金)船」 の意もあり、黄色い船に乗った玉依姫(神武天皇の母)が水神・高龗神を祀ったのが始まりとありますが、この黄色い船、古代でいう『天鳥船(あめのとりふね)』=UFO ではないでしょうか。

  
神話は壮大なり。そんなスケールを前にすれば、逆光もブレもまったく気になりません。

 


  
例え岩が転がり落ちてこようとも、立入禁止区域があろうと気になりません。自然は偉大。

  
山頂へ続く道がありました。雨で滑りそうだったのでやめました。あと時間。

  
それでは下ります。

  
保食神(うけもちのかみ)も祀られていました。
食物神や牛と馬の神ということから、倉稲魂命や馬頭観音とも同一視されていますが、
日本神話では、口から吐き出したもので月読命をもてなそうとした保食神は、
怒った月読命に汚らわしいと斬られちゃったりしています(^^;)。

さらにこのすぐ横の細い道を進むと――
 
  

  
弁財天宮に辿り着きます。

 
青森の神社でよく見かける雲付きの太陽と月の意味深な絵。
保食神が殺されたことを知った天照大神は、二度と月読命と会いたくないということから、
それぞれ太陽と月が、昼と夜の交互に出るようになったとあります。
ここだけ見ると、何だかスサノオともかぶりますね……まぁ神話は結構ごっちゃですしね。

  
菅江真澄が訪れた江戸後期、八頭の龍が口を開けて睨んでいるように見えた奇岩「龍の口(たつのくち)」があった辺り。別名「八ツ頭」ともいわれた名所だったようですが、地震で崩れて現在は補強されています。

  

  

  
看板が一人ツッコミをしているかのよう(あっそみたいに)w 民家の隙間から陸奥湾。
 
  
 



――再び黄色い船……ならぬ普通の車に乗って北上しますくるま6 ブ~・・・(車)。

  
間もなく県道259号線沿いに見え出す『浦島ゴルフガーデン』と、バス停『浦島』。

 
目に留まる『浦島』すべてが神々しく映ります。 
ウラシマ効果……いや、ただの浦島病かな。