お次は弘前市へ戻ってきての昼食タ~イム。
【奇跡のりんご】で有名な木村秋則さんと深い繋がりのあるシェフが経営する、
『カフェ山崎』(見切れていますがその隣りに『パティスリー山崎』)と、『レストラン山崎』。



オーナーシェフ・山崎隆さんと木村さんとの付き合いは、かれこれ20年以上になるとのことで、フランスの一流料理店で修行をした花形シェフとして、弘前市内のトップクラスのホテル「法華クラブの」洋食部門で料理長も務めていた「ヤマさん」こと山崎さんは、地元で採れた食材を使いたいと考えていた矢先、無農薬栽培に成功したばかりの木村さんを地元の新聞記事で見かけ、興味を持って木村さんの元を訪れたそうです。
そして、木村さんのりんごを使った料理が次々と開発され、評判と話題を呼び、現在に至るというわけです。

ちなみに山崎さんは、「木村さんとは時空を超えた縁を感じる」とよく口にするようですが、
前世が見えるある方によると、戦国時代にも2人は身近にいて助け合っていたと教えられたようです。

  
カフェとレストランの間から入った左奥(カフェのある建物)に駐車場があるので、
車でお越しの方はそちらへどうぞ(おそらく1~2台しか停められません)。
そして今回私どもは、気軽に食べられるカフェの方にお邪魔させていただきました。

  
私が注文したのは、「奇跡のりんごのカレー」と、

  
「奇跡のりんごのハーブティー」。

  
きれいな色ですね。
本当は「奇跡のりんごタルト」も食べたかったのですが、20年待ちらしいです(^^;)。 
他にも幾つかそういうのがあったので、注文の際には候補を用意しておいた方が無難(笑)。


ここで不思議な一件があったのですが、私どもが入店する直前までお客さんは中にも外にも誰もいなかったのですが、中に入った途端どこからか現れた夫婦かカップルが私の後ろから入ってきました。不思議な2人組みで、見た目は30代~40代で、何も語らず私たちの隣りに着席し、その後も終始無言状態で異様な雰囲気を漂わせていました。特に別れそうだとか険悪なムードとかではなく、まるで私たちの会話や様子をうかがっているような……まさか宇宙人さんかなと(笑)。そして、私らが注文をした直後に、その2人も注文をしたのですが、なんと、まったく同じメニューを頼んでいたからさらに仰天!(゚д゚;)   
た、たまたまなんだろうと自分に言い聞かせ、気にしない素振りでいながらも、やはり気になるのでチラチラと横目で見ていました(男性の方が知り合いに似ていたからというのもあり。別にイケメンだからとかではなく・笑)。
しかし、その2人が会話しているのを食後にようやく聞けたのですが、はっきりとは聞こえませんでしたが女性の方が津軽弁混じり……宇宙語?
や、やっぱり気のせい?(;´ω`) で、でも津軽弁をしゃべる宇宙人さんかも! それか男性の方が宇宙人!(可能性は無限大!)
そんなことを脳内で繰り広げていた私のことなど露知らずの相方は、
「注文したのがこっちが先だったのに、なんで向こうに先に届くんだ」と文句をたれていました(笑)。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


木村さんといえば、東日本大震災の前日、つまり5年前の今日、岩木山の中腹から龍に似た雲を見ていたようです。うろこ模様の長い筋状の雲が、1ヶ所から5つのラインを描くように空いっぱいに広がっていて、まるで5体の龍が空に飛び立っていくようだったとか。

そしてそのとき不意に彼の脳裏をよぎったのが、1983年の日本海中部地震のこと。日本海には津波が来ないとまだ信じられていた時代、秋田・男鹿半島に津波が襲い、何人もの犠牲者が出てしまったのですが、実は木村さんは当時、男鹿半島にいて、自動販売機で休憩がてら遠足に来ていて海岸で昼食を食べていた児童たちを見ていました。その児童たちは直後に何人かが津波に流されてしまったのですが、ちょうど地震と津波が来たのは木村さんがその場を立ち去って5分後のこと。子供たちのことが気になって急いで海岸に駆け寄ると、既に津波が到達していて子供たちの姿が見えなくなっていたそうです。
その地震の前夜にも、木村さんは不思議な雲を見ていました。男鹿半島より南に位置する由利本荘市に泊りがけで米作りの指導に訪れていた木村さんは、夜の海岸で1つの場所から四方八方へと飛び立っていく何体もの龍のような雲を友人と目撃します。まるで、自分の住処から外界へと飛び立つ8本の蛇のうろこのような雲がはっきりと夜空に浮かび上がっていたようです。

そういう経緯もあり、木村さんが岩木山の雲を見たときに、「地震が起きなければいいが……」と咄嗟に思ったみたいです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  
カフェを後にし、次は巨大な犬のいる吉野町緑地公園(犬と散歩ができる公園)を目指します。美術館で「あおもり犬」を見たのだから、こっちの巨犬も写しておこうかと思いまして(初見は以前、ここの前を通りかかったとき)。
作者さんも同じアーティスト(弘前市出身・奈良美智《よしとも》さん)みたいですね。
到着すると、この日はイベントが催されていました(どしゃ降りの中ご苦労様です)。

 
しかもお目当てのお犬様(A to Zメモリアルドッグ)は旅行中(修復中)……。
子供たちに登られて、靴の金属による深い傷や塗装の剥離などで痛々しくなっていたようです。
まぁ仕方のないこととはいえ、看板に付着した雨が涙のようにも見えました( ´(ェ)`)。

  
そして、「公園で犬と散歩って普通できるんじゃないの?」と思いきや、
弘前市では基本、公園での犬の散歩は禁止なんだそうです。
自治体によって色々決まりがありますからね、面倒なことに(笑)。