最近
AIロボットの発達スピードについての記事を
読む機会が増え
その闇についてどうしても拭えない疑問があります
別にシンギュラリティがどうとか
AIロボットに人間の仕事を奪われるとか
そういった心配や疑念では無く
セルフディープラーニングについて想うこと
現時点では
AIロボットが物事を認識できるようにするために
彼ら彼女らに物を覚えさせている方法は
人の手によるディープラーニング
つまり
人が人為的に何億というデータをコンピューターに入力し
それを判断材料として
AIロボットがものを学習していくというシステム
しかし
近い将来
AIロボットは自動的に
自分でインターネットにアクセスすることにより
ネット空間に広がる膨大な情報を自ら全て吸収し
やがては自分で判断することを覚え
そのシチュエーションに合わせた会話や行動が
できるようになるという
もし
一般的な家庭に購入されたAIロボットが
その家族と上手くコミュニケーションを取ろうとして
自分でインターネットを駆使し
家族が喜ぶロボットくんになろうとした場合
次の様なことにもなりかねないのではないだろうか
先ずロボットくんは
自分を購入してくれた「家族」について
インターネットにて調べ始めたとする
「ふむふむ、僕と一番長い時間を共に過ごすのは、どうやら『お母さん』という存在らしい」
そこでロボットくんは
インターネット上で「お母さん」をキーワードとして
色々と自己検索をはじめるでしょう
そして
「ふむふむ、概ねお母さんという存在意義がわかってきたぞ」
「では次に、お母さんに好かれるためには、どんな言葉をかけると喜んでもらえるのかなぁ」
そこで
「お母さんが喜ぶワード」を自分で検索
そして
お母さんが
ご主人や子供たちから言われて嬉しいワードを
web上からいくつか探し出し
「お母さん、ありがとう」
「お母さん、今日も一段とキレイだね」
ふむふむ
そうか、女性はお母さんに限らず
感謝の気持ちや容姿を褒められると喜ぶのだな
ふむふむ
そして最後に
〆として
もう一度「お母さん」という概念について
復習しようとwebに繋いだ瞬間
最後の最後にこれなのである・・・・
翌朝
「あら、ロボ太くん、おはよう。今日はいつもより早いのね。早起きさんは偉いわぁ。お母さん、早起きさんは大好きなのよ」
「お母さん、ありがとうございます。お母さんも今日はいつもより、一段とダシが効いてますね」
セルフディープラーニングの闇である・・・・