あー、腹立って仕方ねェや。
ホントムカつくぜィあの野郎…アイツのせいで俺ァ…今日休み返上しちまったじゃねーか。
…ったく、ふざけやがって。明日この世とお別れする前に顔面に右ストレートぶち込んでやらァ。100発ぐらい。
…いやね?ちょいと聞いてくだせーよ。
俺ァ今日オフ日だったんでさァ。だから一日中惰眠でも貪ろうと思ってたんでィ。
あん時ゃ確か…ちょうど昼過ぎだったかな?
俺ァそん時屯所の縁側で昼寝してたんですよ。日当たりも良かったんで調度いいと思いやして。
んでふと気づいたら足音が聞こえて来たからよゥ、アイマスク外して見てみれば……土方さんがいっちょ前に俺の事見下ろしてんじゃねーか。
で、とりあえず俺ァ言ったんですよ。
なんだよ母ちゃん。今日は俺オフだぜィ?
ったくおっちょこちょいなんだから~。
ってな具合で。
まァそしたら相変わらずの怒声で返されやしたが。…んで、次に土方さんが言った言葉のせいで、俺のオフは消えちまったんでさァ…。
山崎が消えた…ってね。
最初は冗談だと思いやしたが…どーもそんな雰囲気じゃねェ。
実際隊士の中で誰もザキを見たって奴が居なかったんで…コレァもしかしたらもしかするかもしれねェって事で、真選組一同で巡査がてら山崎捜しを行ったんでさァ。
一時間、二時間、三時間捜しても見つかりゃしねェ。
これだけ捜して見つからねェモンだから、土方さんも
…ひょっとしたら、何かの事件に巻き込まれてんのかもな。
なんて言い出す始末、他の隊士の奴らも少し焦りの色が浮かばァな。
まァそれから暫く捜し続けやしたが、てんで見つかりやしねェ…そんで一緒になって捜してた近藤さんの指示により一旦屯所に戻ってみたら。
…居るじゃねーか。何とも言えねェ面晒しながら。

近藤さんも、土方さんも、他の隊士の奴らも、もちろん俺も…コレ見た時にゃ言葉を失いやしたね。
そしてその後、真選組一同(山崎抜き)で話し合った結果。
明日山崎には切腹してもらう事になりやした。
ほいじゃ、そう言う事で。