
電撃文庫「竜殺しのブリュンヒルド」。
電撃小説大賞の銀賞受賞作。
KADOKAWAの電子書籍サイトで試し読みしてみたら、
少女と竜のお話だった。
竜(ドラゴン)、めっちゃ好きなんですよね……。
エメラルドドラゴンというゲームで性癖が狂わされた身にド直球でした。
以下、ネタバレを避けた感想です。

ただひたすらに「愛」の物語だった。
愛とは、他人を想う一方で、
他人に憎悪するものである。
愛と憎しみは表裏一体。
まるで美と醜のように。正義と悪のように。
なんて綺麗でおぞましいのだろう。
主人公は高潔で、共感すら許さない心の壁……というよりも、常に朧げなヴェールを纏っていた。
地の文までもが他者を寄せ付けず、まるで読者ごと騙そうとしているような雰囲気を感じさせる。
物語の終わり方も、余韻を残す演出がとても良かった。
今後の作品もとても楽しみです。
