数日前に突然、キングレコードのサイト内に、SHに関連すると思われる、謎めいた特設サイトらしきものが設置され、ネット上にいるファンを中心に「あれは何なんだ…!?」と話題になっていましたが。
正式な発表が来ましたので、ここでもご紹介します。
† † † † † † †
Sound Horizonから、2005年から2010年までの5年間の軌跡を辿るベストアルバムの発売が決定しました。
Sound Horizon
Selection Story CD 『Chronology [2005-2010] 』
2012年4月13日発売
品番:KIZC149~151(発売:キングレコード株式会社)
4,200円(税込)
CD2枚+DVD1枚
枚数限定生産
収録曲はSH事務所公式サイトからどうぞ。
コチラ(PC)
SH携帯公式サイトは
コチラ
(スマートフォン非対応です。有料会員登録しないと全てのコンテンツは見られませんのでご了承ください。)
キングレコード特設サイトは
コチラ(PC:映像/音声注意)
(キングレコード特設サイトは、ややダークな演出がなされております。閲覧の際はご留意ください。)
† † † † † † †
さて!
つれづれなるままに、私の感想・妄想、行きますよ~。
【収録曲について】
<DISC1>
所謂、SHの中でも「比較的キャッチーな歌モノ」っぽい曲を選んできた印象です。
業界用語で言う「リード曲」というやつですよね。
SHが好きな友人とカラオケに行ったら、その友人がこの曲を歌ってたから知ってる!という体験をした方も居そう。そんな選曲。
特に、アニソン・ゲーム音楽・ボカロ曲等周辺のカラオケが好きな諸氏の中には、そういう方もいらっしゃるかな?(私のリア友とかね!笑。いつもお付き合いいただきありがとうw)
まぁ、ベスト盤だから!
他のアーティストだったら、シングル曲を集めたベスト盤を出すことも可能だけれど、あくまで
「アルバム1枚が丸々《物語音楽》として成立しており、歌詞カードやジャケット等細部に至るまでが、その物語を構成する要因である」
という、「アルバムベース」が活動方針のSHは、そもそも、シングルが少ない。
マキシシングルもリリースしているけれど、そのシングル自体が、物語音楽仕立て(アルバムより短い「中編ストーリーもの」だったり、次のアルバムの「プロローグストーリー」だったり)するしね。
だから自ずと、ベスト盤を出すには「各アルバム(もしくはマキシシングル)の代表的っぽい曲をピックアップして纏める」方式になるわけですね。
そんなわけで!
「SHの曲って、興味はあるけどちゃんと聴いたことがなかった…」と言う方には、このベスト盤はちょうど楽曲に触れやすいきっかけ、導入になるのではないでしょうか。
しかし、ここで留意して聴きたいのは、
「このベスト盤は、仕様上つまり『色々な物語の、バラバラな断片を切り取って集めて繋いだ』ものにすぎない」
ということ。
別々な小説の、お勧めの章だけ抜き出して並べ集めた、試し読み冊子みたいなものでしょう。
このベスト盤を聴いて、気に入ったとか、物語の内容が気になる、という曲が見つかったら、その楽曲の出典元のCDを手に取ってみることをお勧めします。
SHの真髄は、その「物語性」にあると思うので。
勿論、物語を深く考えずに単体でサラっと聴いても、音楽的に魅力がある楽曲を書けるのが、私がRevoさん凄いぜ、と思っているところでもあるので、手に入れたベスト盤をどう聴くかは、あくまで、手に入れた方の自由に委ねられているでしょうし、それで良いと、思います。
「SHを聴くには、ディープに色々ググったり調べたり考えたり過去作を追いかけたり、決まりごと約束事が多かったり、ヲタな感じに極めなきゃならないんでしょ、敷居高けぇな~…」
と思う方もいらっしゃるかもですが(私も昔は、そう思ってビビって二の足を踏んでました。苦笑)個人的には、そんなことないと思っています。
ひとつの作品が、世に生まれて放たれた以上、それをどう楽しむかは、受け取り手の自由。
そして、作品を知るきっかけは、どんな形でも構わないと思います。
その先…その作品を気に入った方が、その後、どんな行動をとるかも、その方の自由。
ただ、私個人は…「気に入ったら、その先にもう少し、分け入ってみても、面白いかもよ?」とだけ、提案しておきます。
<DISC2>
こちらは、今まで所謂「シークレットトラック」として、キングレコードの特設サイトで配布されていた音源のCD化ですね。
各アルバムの楽曲・歌詞ブックレット・装丁等に隠された色々なヒントを繋ぎ合わせて考えた上で、所定のサイトにアクセスし、そこに提示された謎を解いてパスワードを入力した際にのみ、DLできたという楽曲です。
私個人は、今回、このDISC2の為に、このベスト盤を買ってしまいそうである(笑)。
いや、あのですね、私は特設サイトから、各楽曲をDL済みなんですが、それらはMP3形式だったわけです。
今回、CDに収録されるにあたり、
「当然、CD用にミックス&マスタリングされた、非圧縮音源が来るよね?いやっほ~~~~ぃ!!」
と、快哉を叫んでいるわけです。
まぁ、今回のベスト盤用に新しくレコーディングとかは、してないでしょうけど、特設サイトにアップする当時の時点で、CDに収録するのと同じ手間と手順をかけて、レコーディング&ミックスをやってると思うので。
それが聴けると思うと嬉しいのですよ!
ご自宅にちゃんとオーディオ環境を整えている方にとっては、嬉しいんじゃないかな?
SHの場合ですね…良いオーディオ環境で聴くと、今まで聴こえなかったかすかな音や台詞やSEが聴こえてくることがあるからなぁ…。
それがまた、物語の内容解釈(妄想)への新材料になったりするから侮れない。
Revoさんも、何かのインタビューで、可聴域レベルギリギリのところに、色々仕込んでるとか言ってたこと、あるしな!
まったくもぅRevoさんのドSめ!(←褒めてます。超褒めてます。)
余談ですけど、SHを聴くのに向いているオーディオ環境って、一概には言えないのですが、ひとつだけ言うとすれば、「位相感」がくっきりしてる方が、向いてるのかも。
作品内での、登場人物の立ち位置やSEの聴こえてくる位置に拘るあまり
「サラウンドホライズン」
という名言をついうっかり自ら口を滑らせて仰ったことのある、Revoさんです。
(その、Revoさんの持つ位相感への拘りが、映画作品の制作と公開だとか、5.1chサラウンドについて云々に繋がるのですが、その話は別の機会に。)
<DVD>
今回、比較的新しくSHのファンになった方で、一番「収録されて嬉しい!」感があるのが、このDVD群ではないでしょうか。
特に、PV類は、各種CD/DVDの初回限定版の特典映像として収録されていたものが殆どなので、今では入手困難なものが多いですし。(ネット上では高騰してるのでね…^^;)
私は、そんっっなに古参のファンというわけでもないのですが、運良く、ここに収録されている殆どの映像DVDを持っています。
でもね!PVだけ纏めて観ることが手軽にできるのは、嬉しいかな。
1曲目の収録が、純粋にとても嬉しいです。SHの軌跡なんだよ、これも…。
正直に告白しますと、初めてこのPVを観た時は怖くて鳥肌涙目でしたが!
(しかもひとりで、徹夜明けのまだ暗い明け方5時に観たのが余計にマズかった。苦笑。お人形が怖くて苦手な方は注意してね!)
…そんなこんなですが、今は個人的には偏愛しているPVです。ヒエロニムス・ボスの絵画の使い方が凄く好きで、制作者の意図を、今なら、感じることができる。
ヤン・シュヴァンクマイエル的な世界観が好きな方は、気に入るかも。
(他の映像についても語りたいですが、それはまた今度、発売後にでも。)
【レコードレーベルについて】
このベスト盤の情報がネット上に初めて駆け巡った時、多くの人々が
「キングレコードで発売なの?何故?」
というコメントをしていたので、今更ながら、私の補足と憶測を書いてみます。
(以下、素人考えの憶測が主成分なので、ぬる~く読んでください^^;)
Sound Horizon および Revo は、2011年秋、所属レコードレーベルを、従来の
キングレコード株式会社
から、
株式会社ポニーキャニオン
に移籍しています。
なので「移籍後なのに、今更キングレコードでリリースするのは何故?」と、不思議がっている方々もいるということなのでしょう。
皆様は
「原盤権」
という言葉をご存知でしょうか。
音楽業界では、「著作権」とは別に「原盤権」というものが存在しているのです。
詳しくは、Wikipedia先生に聞いてみてください。
コチラ。
…ということなのです。
アーティストがレコード会社を移籍した後でも、旧所属のレコード会社は、その会社自体が原盤権を保持している音源/映像等ならば、商品として発売することができるのです。
SHの場合、キングレコードの前に、ベルウッド・レコード株式会社での作品リリースもありましたが、ベルウッドはキングの完全子会社のはずなので、ベルウッド→キングへの原盤権の移行は、比較的容易に行われたのではないだろうか…と、推察。
だから、今回のベスト盤にも、ベルウッド時代の楽曲/映像が収録されているのでしょう。
逆に言うと、2006年10月に発売されたマキシシングル『少年は剣を…』からの楽曲が収録されていないのは、このCDのみ、ティームエンタテインメントから発売だからなのでしょうね。
【タイトルについて】
Chronology
…Revoさんらしい、単語の選び方です。
「年代記」「年表」という意味ですが、細かいニュアンスを入れると
「過去に起こった出来事を、発生順に並べて列記したもの」
という意味合いになります。
似た単語に、SHの記念すべき第一のCDタイトルにもなった
Chronicle
があり、こちらも「年代記」と訳されますが、細かいニュアンスでは
「出来事を記述する、書き留める、そうして後の世に残す(そのようにして編まれた年代記)」
となります。
つまり、「Chronicle」だと、「今起こっている出来事を、後世に残す(歴史に刻む)為に、記述していく」という時にも使えますし、そうして記されたモノには、「記述者の意図」も、含まれているかもしれません。物語調の軍記物なんかも、chronicleであらわします。
一方、「Chronology」だと、「もう起こった過去の出来事を、純粋に時間順に並べていく」ということになるので、「イマ」の自分は介入する余地がないし、「編まれた歴史物語のナカミ」というよりは、「年表そのもの」のほうを、つよく指します。
機械的に年代順に並べる性質のものなので、「編纂者の意図」も、あまり介入しないイメージがあります。
…こう考えると、非常に、深い示唆のあるタイトルに思えてきます。
SHの軌跡を、歴史を、敢えて意図なく、シンプルに時間系列で並べてみましたよ、ということなのかな。
《年表》の中に、一行、記されたできごと。
それらを掘り下げてさらに調べるかどうかは、《年表》を見る者次第である。
…といったところでしょうか。
このような《年表》を編纂し、世に送り出すこと。
その行為さえもが、SHのマイルストーンになり、「クロニクル」に記され・・・物語は、続くのですね。
【…で、キミはどうするのかい?】
全ての音源や映像が手元にあるから、このベスト盤は特に買わなくてもいいや、という方はいらっしゃるでしょうし、それはそれで選択肢としてアリだと思います。
私個人は、上記のとおりDISC2が欲しいし(笑)、知人に貸す用として手元にあると良いかな~とも思うし、買うと思います。
あとは、何か店舗特典とかがあるのかが、気になっている今日この頃です。
正式な発表が来ましたので、ここでもご紹介します。
† † † † † † †
Sound Horizonから、2005年から2010年までの5年間の軌跡を辿るベストアルバムの発売が決定しました。
Sound Horizon
Selection Story CD 『Chronology [2005-2010] 』
2012年4月13日発売
品番:KIZC149~151(発売:キングレコード株式会社)
4,200円(税込)
CD2枚+DVD1枚
枚数限定生産
収録曲はSH事務所公式サイトからどうぞ。
コチラ(PC)
SH携帯公式サイトは
コチラ
(スマートフォン非対応です。有料会員登録しないと全てのコンテンツは見られませんのでご了承ください。)
キングレコード特設サイトは
コチラ(PC:映像/音声注意)
(キングレコード特設サイトは、ややダークな演出がなされております。閲覧の際はご留意ください。)
† † † † † † †
さて!
つれづれなるままに、私の感想・妄想、行きますよ~。
【収録曲について】
<DISC1>
所謂、SHの中でも「比較的キャッチーな歌モノ」っぽい曲を選んできた印象です。
業界用語で言う「リード曲」というやつですよね。
SHが好きな友人とカラオケに行ったら、その友人がこの曲を歌ってたから知ってる!という体験をした方も居そう。そんな選曲。
特に、アニソン・ゲーム音楽・ボカロ曲等周辺のカラオケが好きな諸氏の中には、そういう方もいらっしゃるかな?(私のリア友とかね!笑。いつもお付き合いいただきありがとうw)
まぁ、ベスト盤だから!
他のアーティストだったら、シングル曲を集めたベスト盤を出すことも可能だけれど、あくまで
「アルバム1枚が丸々《物語音楽》として成立しており、歌詞カードやジャケット等細部に至るまでが、その物語を構成する要因である」
という、「アルバムベース」が活動方針のSHは、そもそも、シングルが少ない。
マキシシングルもリリースしているけれど、そのシングル自体が、物語音楽仕立て(アルバムより短い「中編ストーリーもの」だったり、次のアルバムの「プロローグストーリー」だったり)するしね。
だから自ずと、ベスト盤を出すには「各アルバム(もしくはマキシシングル)の代表的っぽい曲をピックアップして纏める」方式になるわけですね。
そんなわけで!
「SHの曲って、興味はあるけどちゃんと聴いたことがなかった…」と言う方には、このベスト盤はちょうど楽曲に触れやすいきっかけ、導入になるのではないでしょうか。
しかし、ここで留意して聴きたいのは、
「このベスト盤は、仕様上つまり『色々な物語の、バラバラな断片を切り取って集めて繋いだ』ものにすぎない」
ということ。
別々な小説の、お勧めの章だけ抜き出して並べ集めた、試し読み冊子みたいなものでしょう。
このベスト盤を聴いて、気に入ったとか、物語の内容が気になる、という曲が見つかったら、その楽曲の出典元のCDを手に取ってみることをお勧めします。
SHの真髄は、その「物語性」にあると思うので。
勿論、物語を深く考えずに単体でサラっと聴いても、音楽的に魅力がある楽曲を書けるのが、私がRevoさん凄いぜ、と思っているところでもあるので、手に入れたベスト盤をどう聴くかは、あくまで、手に入れた方の自由に委ねられているでしょうし、それで良いと、思います。
「SHを聴くには、ディープに色々ググったり調べたり考えたり過去作を追いかけたり、決まりごと約束事が多かったり、ヲタな感じに極めなきゃならないんでしょ、敷居高けぇな~…」
と思う方もいらっしゃるかもですが(私も昔は、そう思ってビビって二の足を踏んでました。苦笑)個人的には、そんなことないと思っています。
ひとつの作品が、世に生まれて放たれた以上、それをどう楽しむかは、受け取り手の自由。
そして、作品を知るきっかけは、どんな形でも構わないと思います。
その先…その作品を気に入った方が、その後、どんな行動をとるかも、その方の自由。
ただ、私個人は…「気に入ったら、その先にもう少し、分け入ってみても、面白いかもよ?」とだけ、提案しておきます。
<DISC2>
こちらは、今まで所謂「シークレットトラック」として、キングレコードの特設サイトで配布されていた音源のCD化ですね。
各アルバムの楽曲・歌詞ブックレット・装丁等に隠された色々なヒントを繋ぎ合わせて考えた上で、所定のサイトにアクセスし、そこに提示された謎を解いてパスワードを入力した際にのみ、DLできたという楽曲です。
私個人は、今回、このDISC2の為に、このベスト盤を買ってしまいそうである(笑)。
いや、あのですね、私は特設サイトから、各楽曲をDL済みなんですが、それらはMP3形式だったわけです。
今回、CDに収録されるにあたり、
「当然、CD用にミックス&マスタリングされた、非圧縮音源が来るよね?いやっほ~~~~ぃ!!」
と、快哉を叫んでいるわけです。
まぁ、今回のベスト盤用に新しくレコーディングとかは、してないでしょうけど、特設サイトにアップする当時の時点で、CDに収録するのと同じ手間と手順をかけて、レコーディング&ミックスをやってると思うので。
それが聴けると思うと嬉しいのですよ!
ご自宅にちゃんとオーディオ環境を整えている方にとっては、嬉しいんじゃないかな?
SHの場合ですね…良いオーディオ環境で聴くと、今まで聴こえなかったかすかな音や台詞やSEが聴こえてくることがあるからなぁ…。
それがまた、物語の内容解釈(妄想)への新材料になったりするから侮れない。
Revoさんも、何かのインタビューで、可聴域レベルギリギリのところに、色々仕込んでるとか言ってたこと、あるしな!
まったくもぅRevoさんのドSめ!(←褒めてます。超褒めてます。)
余談ですけど、SHを聴くのに向いているオーディオ環境って、一概には言えないのですが、ひとつだけ言うとすれば、「位相感」がくっきりしてる方が、向いてるのかも。
作品内での、登場人物の立ち位置やSEの聴こえてくる位置に拘るあまり
「サラウンドホライズン」
という名言をついうっかり自ら口を滑らせて仰ったことのある、Revoさんです。
(その、Revoさんの持つ位相感への拘りが、映画作品の制作と公開だとか、5.1chサラウンドについて云々に繋がるのですが、その話は別の機会に。)
<DVD>
今回、比較的新しくSHのファンになった方で、一番「収録されて嬉しい!」感があるのが、このDVD群ではないでしょうか。
特に、PV類は、各種CD/DVDの初回限定版の特典映像として収録されていたものが殆どなので、今では入手困難なものが多いですし。(ネット上では高騰してるのでね…^^;)
私は、そんっっなに古参のファンというわけでもないのですが、運良く、ここに収録されている殆どの映像DVDを持っています。
でもね!PVだけ纏めて観ることが手軽にできるのは、嬉しいかな。
1曲目の収録が、純粋にとても嬉しいです。SHの軌跡なんだよ、これも…。
正直に告白しますと、初めてこのPVを観た時は怖くて鳥肌涙目でしたが!
(しかもひとりで、徹夜明けのまだ暗い明け方5時に観たのが余計にマズかった。苦笑。お人形が怖くて苦手な方は注意してね!)
…そんなこんなですが、今は個人的には偏愛しているPVです。ヒエロニムス・ボスの絵画の使い方が凄く好きで、制作者の意図を、今なら、感じることができる。
ヤン・シュヴァンクマイエル的な世界観が好きな方は、気に入るかも。
(他の映像についても語りたいですが、それはまた今度、発売後にでも。)
【レコードレーベルについて】
このベスト盤の情報がネット上に初めて駆け巡った時、多くの人々が
「キングレコードで発売なの?何故?」
というコメントをしていたので、今更ながら、私の補足と憶測を書いてみます。
(以下、素人考えの憶測が主成分なので、ぬる~く読んでください^^;)
Sound Horizon および Revo は、2011年秋、所属レコードレーベルを、従来の
キングレコード株式会社
から、
株式会社ポニーキャニオン
に移籍しています。
なので「移籍後なのに、今更キングレコードでリリースするのは何故?」と、不思議がっている方々もいるということなのでしょう。
皆様は
「原盤権」
という言葉をご存知でしょうか。
音楽業界では、「著作権」とは別に「原盤権」というものが存在しているのです。
詳しくは、Wikipedia先生に聞いてみてください。
コチラ。
…ということなのです。
アーティストがレコード会社を移籍した後でも、旧所属のレコード会社は、その会社自体が原盤権を保持している音源/映像等ならば、商品として発売することができるのです。
SHの場合、キングレコードの前に、ベルウッド・レコード株式会社での作品リリースもありましたが、ベルウッドはキングの完全子会社のはずなので、ベルウッド→キングへの原盤権の移行は、比較的容易に行われたのではないだろうか…と、推察。
だから、今回のベスト盤にも、ベルウッド時代の楽曲/映像が収録されているのでしょう。
逆に言うと、2006年10月に発売されたマキシシングル『少年は剣を…』からの楽曲が収録されていないのは、このCDのみ、ティームエンタテインメントから発売だからなのでしょうね。
【タイトルについて】
Chronology
…Revoさんらしい、単語の選び方です。
「年代記」「年表」という意味ですが、細かいニュアンスを入れると
「過去に起こった出来事を、発生順に並べて列記したもの」
という意味合いになります。
似た単語に、SHの記念すべき第一のCDタイトルにもなった
Chronicle
があり、こちらも「年代記」と訳されますが、細かいニュアンスでは
「出来事を記述する、書き留める、そうして後の世に残す(そのようにして編まれた年代記)」
となります。
つまり、「Chronicle」だと、「今起こっている出来事を、後世に残す(歴史に刻む)為に、記述していく」という時にも使えますし、そうして記されたモノには、「記述者の意図」も、含まれているかもしれません。物語調の軍記物なんかも、chronicleであらわします。
一方、「Chronology」だと、「もう起こった過去の出来事を、純粋に時間順に並べていく」ということになるので、「イマ」の自分は介入する余地がないし、「編まれた歴史物語のナカミ」というよりは、「年表そのもの」のほうを、つよく指します。
機械的に年代順に並べる性質のものなので、「編纂者の意図」も、あまり介入しないイメージがあります。
…こう考えると、非常に、深い示唆のあるタイトルに思えてきます。
SHの軌跡を、歴史を、敢えて意図なく、シンプルに時間系列で並べてみましたよ、ということなのかな。
《年表》の中に、一行、記されたできごと。
それらを掘り下げてさらに調べるかどうかは、《年表》を見る者次第である。
…といったところでしょうか。
このような《年表》を編纂し、世に送り出すこと。
その行為さえもが、SHのマイルストーンになり、「クロニクル」に記され・・・物語は、続くのですね。
【…で、キミはどうするのかい?】
全ての音源や映像が手元にあるから、このベスト盤は特に買わなくてもいいや、という方はいらっしゃるでしょうし、それはそれで選択肢としてアリだと思います。
私個人は、上記のとおりDISC2が欲しいし(笑)、知人に貸す用として手元にあると良いかな~とも思うし、買うと思います。
あとは、何か店舗特典とかがあるのかが、気になっている今日この頃です。