記憶なんてただの傷にすぎないと、そういつも思うけれど、それに支配されて毎日を生きているのは矛盾しているよね。いつも記憶をなくして酔いが醒めて、何を言っていたとか、何をしていたとか聞いて恥ずかしくなったり、死にたくなったりしちゃうんだよね。お酒を飲んでいる時の記憶って本当にあやふや。大体覚えてない。途切れ途切れだったり、すっかり抜けちゃったり。でもさ、本当に覚えていたいことって絶対覚えていると思うの。忘れたくないことはメモしたり、何度も思い出して自分に刻み付ける。そういうもんだと思うんだよな。何度も何度も傷をつけて、治りそうなところにまた傷を重ねて、痛くたって痕が残ったって絶対に忘れたくないんだ。酔ってたってことは言い訳にならないし、したくないし。相手からすればそんな気持ちどうでもいいだろうし、言い訳なんだろうけど。興味がないこと覚えないのと一緒でしょ、きっと。基本的に他人に興味がない表れなのか、何なのか。でもとりあえずお酒が好きなことに変わりはないよ、うん。