SEVEN-TENTHS 《10分の7》〜 魂の約束〜

SEVEN-TENTHS 《10分の7》〜 魂の約束〜

✴︎ カタルシス、目覚め、変容、アセンション ✴︎
ライトワーカー Lilyren

seven-tenths ~10分の7 ~
地球 ・人間 ・生命の水 ・宇宙の情報


『 訃報 』


その2文字に絶句した。






40代前半

もう20年以上前の事。



私が一番魅力的で

気力も体力も充実していた頃。



私よりひとつ歳上、

同じ京都出身。



東京で

とある業界の最先端を

クリエイティブに駆け回り

輝き続けている「彼」。



普通なら交わる事のない世界線に

生きる人。



一体

何回逢ったんだっけ。



その

ほんの少しの逢瀬の思い出は



夜の世界で這いつくばって

黒歴史となった40代の記憶の中で



唯一刺した光の矢のように

ぼんやりといつまでも

不思議な感覚として

心に刺さったままだった。







「みんなが携帯見て

 俯いてる姿を電車で見ると

 嫌になっちゃうんだよ」



クリエイティブプロデューサーらしい

言葉だな。



ほんの少しの

身の上話を聴いても

私には雲の上の人であり



なのに

そんな壁を微塵も感じさせない「彼」の

パワフルでポジティブエネルギーに満ちた

人となりは



当時の薄っぺらい

何もわかっていない私にさえ

「彼」がどれだけ

素晴らしいキャリアを生きているのかが

わかったものだ。



シニアになって

あの頃の事

今だから話せる事

聴けること



出来ればもう一度

逢えたら…



そんなふうに漠然とした想いが

心の片隅に巣食っていた。







2023年の夏の終わり

今の「彼」の活躍が見たくて

なんだかどうしても

「彼」の事を知りたくて検索した。



そう。



「彼」は

検索すればすぐに出て来る人。



「snsはしないんだよ。

 メディアからのインタビュー依頼も

 あるんだけどみんな断ってる。」



そんな人だから

プライベートはわからないけど

仕事に関しては 



“ 逢える”



そうして出てきた「彼」の写真は

初め見過ごすほどに変わっていた。



そりゃそうだわ。

私だってもっと別人だし…。笑



苦笑いして納得したっけ。



相変わらず最先端走ってる。

笑顔に刻まれた年月が

「彼」の人生を語っていた。



私はようやっと

地に足つけるって事を

分かりかけてるところだよ…。







2025年1月。



「彼」の事をまた思い出して

“ 逢いたく”なって検索した。



2024年5月に

亡くなってたなんて…



病気なのか

事故なのか

死因もその時の状況も

何もわからないまま。



“ 逢いに 来て くれたのね ”



それだけはわかった。



それから2、3日

私は確かに「彼」と居た。

「彼」のエネルギーを感じていた。



“そうやってひとりひとりに

 挨拶しに行って

 ポジティブメッセージを

 渡してるんだね。”



亡くなっても

「彼」らしくて

ちょっと憎らしい。







ああ、そういえば

私は当時仕事で

「彼」に不義理した事あったんだった…。



ふわふわしながら生きていた私は

お詫びも出来ていなかったじゃないか。



そもそも

そんな不義理をした事さえ

すっかり忘れていたじゃないか…。



今やっと

ごめんなさいと

ありがとうを

言えるのかな。



逢って

伝えたかったけど



この『距離感』が



私と「彼」のあの頃からの

在り方で

それでいいのかもしれないね。



ひとつ歳上だと思っていたのが

貴方の年譜で

3つも歳上だったのを今更知った。



記憶って本当に

曖昧なものだ。








「彼」のエネルギーが

遠のいて行く。





ありがとう。

逢いに来てくれて。

本当に貴方らしい。



貴方のくれたエネルギーと一緒に

生きていけたら。。。



あの頃何も観えず聴こえなかった

大切な事



この歳になって

観えるように

聴けるように

四苦八苦しているよ。



そんな話をしたらきっと

あの独特の大きな声と笑い声で

肩を叩いてくれるんだろうな。



誰かが弔文に書いていたね。




  『カッコ良くて、粋でいなせな方』




うん。

本当に本当に

その通りの人だった。



私の40代に

光の矢を刺してくれた人。






時々また




逢いに

来てよ。