うちの会社の名刺には、「出産地」として、各メンバーの出身地が書かれています。
 
私の出身地は、「福岡県福岡市」。
 
でも、気が付けば、福岡にいた期間と東京に来てからの期間が同じに....
 
もうそんなに経ってしまったんだなぁ、と改めて思うわけですが、でも、未だに方言だと気付かずに使っている言葉があるわけです!!
 
 例えば「こする」。
 
「こする(擦る)」という言葉自体は一般的な動詞で、これ自体は標準語なわけですが、お風呂でからだを洗うことを、私は「からだをこする」と言うのですが、それを「方言だ!」というのです。妻が。
 
  からだを洗う
  からだをこする
 
これって方言なんですか!?
 
 
有名な方言としては、「なおす」。
これは、大阪でも使われる西日本の方では一般的な方言で「片づける」と言う意味ですが、これだけは未だに気づかずに使っている方言ですね。これは、ホントに直りません。
 
他の方言は、あまり使わない言葉だったりするだけに、話をするときに気付いたり、そもそも気付いていなかったりもするわけですが、ここまで一般的によく使っていた言葉だけに、「あれ?なおす。が標準語の方だったっけ?」なんてことを思ったりするわけです....
 
 
あと、うちの実家は、福岡市南区井尻というところなのですが、その辺りで使われていた言葉で「いぼる」という言葉があります。
これは、田んぼとか沼地とかで、「足とかがぶくぶく、ずぶずぶとと沈んではまっている様」を表す言葉なのですが、地元では非常にポピュラーな方言なんです。
特に子供の頃なんて、田んぼとか池とかで遊ぶわけですから、「いぼる」場面がいっぱいあるわけです。
 「ぎゃー、足がいぼった!」
みたいな感じで使うんですけども、それはそれは、普通に使われているわけです。子供だけが使っていた言葉ではなく、お祖父ちゃんお祖母ちゃんにも通じる言葉なんです。
 
でも、同じ福岡市内でも隣の区に行くと、全く通じなかったりするんですよね。
似たような響きの言葉はあるものの、表現が違うんですよね。
 
不思議ですね。
 
言葉の違いだけで、ひと盛り上がり出来るわけです。
 
 
そういえば、タモリ、武田徹也は福岡出身なのですが、彼らが面白がって言う福岡の方言に「とっとっと?」っていう言葉がありますね。
 「とっているの?」の意味です。
 
 「この席、とっとっと?」
 
のように使います。
 
この話を聞いたのは高校の頃だったと思いますが、「とっとっと?」と言うことが恥ずかしくなり、何とか使わないようにしよう、と思ったことがありましたが、やっぱり日常的に使う言葉なだけに、コレ以外言いようがないんですよね(笑)。
 
方言って、奥が深いですね。
 
 
ちなみに、「こっこっこ」「すっすっす」という方言もあります。
これは、福岡の方言ではなく、九州のの他の地方の方言だそうですが、「ここに来い」「涼しい」という言葉がなまっているのだそうで。
 
「とっとっと」「こっこっこ」「すっすっす」....日本全国探すともっとあるんでしょうね。