孤独を演じるとき
「孤独が好き」って言う人は、本当の孤独を知らない人だと思う。
1人の部屋でテレビを見て、他人とかかわりを持とうとしない。
けど実はどこかに家族がいて、無条件で愛されている。
ぼくらは無人島にいる訳じゃないから、住んでいる部屋も、
歩いてる道も、食べてる野菜も、誰かが手をかけ作り上げている。
いつもそうやって、人の温もりに囲まれている。
なのに孤独を楽しみ、アウトローを気取ろうって言うの?
本当の孤独は、1人にしないで!って心が叫ぶことなんだ。
信じる人に裏切られ、人を信じることが出来なくなる。
なのに心は、誰かを愛したいと叫び続ける。 それが孤独。
1人は苦しい。 けど、誰かといるのはもっと苦しい。 それが孤独。
他人が羨むような生活。 愛されてもいる。 なのに心が宙に浮く。
それが本当の孤独。
たまに泣いたり、誰にも会いたくないと駄々をこねたり。 そんな風に
孤独を演じてみせるのは、幸せな証拠かも知れないよね。
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夢の中で
夢を見た。 優雅に両手を広げ、鳥たちと一緒に夜空を飛んでいる夢。
鳥になりたいと思ったことはない。
でも、夢の中のぼくは本当に気持ち良さそうだった。
何かから逃れて来たような、不思議な開放感に満ちていた。
だから夢なんだろう。 現実ではない心地よさ。 それが夢なんだろう。
ぼくはだから、夢を楽しんだ。 思い切り空を飛んだ。
大切な人、愛する人のいない自由な大空を。
そして目が覚めた時、ぼくは少しだけ泣いた。 現実に戻りホッとしたんだ。
けれど同時に、現実から逃れた喜びを、確かに感じていた自分を知った。
どっちのぼくもウソじゃない。 ウソじゃないから少しだけ・・・ほんの少しだけ、
ぼくは泣いたんだ。
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