明るくて冷たい夜でした。
冬だから当たり前なのに
その冷たさはまるで
震える私の狡さも凍らすような
怖くて静かで明るく冷たい
美しい空でした。
指先が痛くなる程の
寒くて冷たい夜でしたが
照らされた美しさは
特別を強調しているように
薄暗く景色を広げておりました。
冷たい人がいました。
立場的に致し方ない社会であり
その冷たさは𠮟咤激励なんだと
受け入れる器量が必要らしいので
半端な僕は逃げて避けてしまい
残念ながら悲しい結果となりました。
小手先では伝わらない世界だと
分かったつもりだったのに
悪事からも学ぶ事はあるんだとか
悪循環はただ回るばかりだとか、、
悪役は優秀だと知り黙っていました。
涼しい奴やな、って言われました。
お前はそこまで
涼しくなれるんやぁ~
って呆れてお怒りのご様子でしたが
僕は生きる為ならしょうがないべさ
と北風のように消えました。
口先では何とでも言えますが
私は最終的に不幸を押し付けてしまい
怖くなり寒空を涼しい本性のままで
振り返らずに冷酷な人間らしく
のうのうと帰って来ました。
絆をチョキンと切り離した痛みは
何も感じず後悔も喜びも無いのに
夜空を拝むには最適な時間でした。
冷たくて冷たくて痛くて
冷たい凍えるような寂しい
不気味な夜と美しさとは
何の関係も無いと知ったので
ちょっと嬉しくなりながら
明るく静かな時を過ごせました。
明るい夜は冷たく凍える
全てが止まった輝きでした。


