ある日の事。
私は早朝の誰もいない時間帯に
国道をバイクで北上しておりました。
国道から県道へと右折してから
コースはここから南下しようか、、
やっぱりさらに北上してみようかな、、
なんて迷いながらも交差点の手前で
勝手に親指が左へと点滅させたので
その流れに従って町道の小さな峠に
向かっておりました。
その小さな峠道はアップダウンのある
農道的でもあるのですが、途中に
ダムを併設した公園もあったりして
路面は程よく整っております。
おそらくは限界集落的な
過疎地と思われるのですが
早朝の駐車場は人気も無く
鳥の声が響くだけの静かな状態でした。
ちょうど朝日が眩しくなりだしたので
私は駐車場に止めて眩しい空を
眺めていたのですが
その時に何となく視線を感じてしまい
後ろを振り向いた時に、二度見して
更にまた振り向いたので三度見して
更にまたもう一度振り向いて
四度見をしてしまいました。
"狐?!キ、ツ、ネ?!"
冷静になってもすぐに慌ててしまい
やっとズボンのポケットから
スマホをこじ出して
「こんちには」って思わず挨拶しながら
パシャパシャしていました。
”早朝だから、おはよう、、かな?”
なんて心が落ち着くこともなく
ただただ!?!?!?!!!??
って頭の中はグルグルしながら
狐の姿に驚いておりました。
ボタンを押し間違いして動画は撮れずに
数枚の写真しか残っていませんでしたが
狐につままれたんじゃないの?
ってバカにされない為の証拠としては
十分な写真だと思いました。
家族へ自慢しても反応は薄く
「田舎なんだからそれぐらい
珍しくもなく普通に居るっしょ」
とコメントも何故か粗目でした。
狸や野良猫やアナグマは
道路で死骸をよく見るのですが
狐は今まで見た事ないような、、
野性として生きてて道路を
移動する姿などは猪、鹿、テン
などをよく見かけても
狐は無いかな、、
初めて見かけたので
ちょっと興奮してしまい
今日も作業場で自慢してみたのですが
皆の反応は本当に薄いものでした。
狐を見たんだけど!
狐だよ!キ・ツ・ネ!
って内心思っていたのですが
調べてみますと特に雑滅危惧の
保護対象でもなく
生息地は高地でも人里でも
珍しくはない感じでした。
当然ですが、、人間の姿に化ける事も無く
油揚げを咥えるでもなくコーーン
コーーンと優雅に飛び跳ねて
鳴くこともなかったです。
狐は僕をしばらく睨んでから
土手の方へ走り去って行きました。
また、会えるといいなぁ〜♪


