人生は賭けだという猛者もいれば
人生は努力と精進だという賢者もいる。
全てを賭ける為の努力と精進は
欠かせないという勝負師がいて
努力して精進した後には結局
流れに賭けるしかないと笑う人もいる。
ギャンブル好きなA君は
純朴で優しすぎるゆえに
営業職には向いていないし
管理業はストレスなので無理らしい。
誰とも競わず比べずに蹴落す必要の
無い仕事を探し求めて
週休二日制で福利厚生も
ばっちり完備していて
働きがいがあり給料もそこそこあり
働く環境も平和的で安心安全な
生活を維持できるような仕事に
出会うまでの間だけは、、
ギャンブルをアレコレと
楽しんでいる時期らしいのだ。
世界の平和を目指して願う
気質が根底にあるせいなのか
お金にガッついて稼ぐ事より
運に任せて采配を受ける
ギャンブル的な刺激が自分に
合っているからこそ
他人と関わる趣味など持てずに
しょうがない面もあるらしいけど。
そのギャンブル好きなA君を
好きになっちゃったB子ちゃんは
ああだこうだと言いながらも
献身的に彼を支え続けている。
そこまでするの?って9割の周囲が
勝手に心配しているにもかかわらず
平然と笑って振り払い
彼の真の純朴さに惹かれて
裏表のないピュアな優しさに
魅了されているのだとか。
嘘ばかりの関係性が横行する社会。
結果として、自分だけを優先する
合理性や正当性に
揉まれて巻き込まれても
己の道を見失うことなく職場でも
淡々と率先して働くタイプのB子ちゃんは
現在シングルママとしても奮闘している。
自身の日常に疲れてしまっても
彼の素朴な心に癒されているので
私がいなきゃ、、と積極的に
至れり尽くせり駆け回る事も
全く、苦ではないらしい。
人見知りな彼は人に交わるよりも
ギャンブルに向き合っている
時間こそが癒しとなっていて
誰も傷つけずに過ごせる場として
誰からも傷つけられない独自の世界観で
打つ玉をボーっと眺めながら
ただ過ぎ行くお金と時間を費やして
いる、、訳ではなくて
実は無になる心境を求めている
それだけかもしれないと笑った。
大当たりが出たら喜びとなり
大負けしても怒らず腐らず
ただひたすらに台に向き合う日々。
そんな彼を支えるB子ちゃんには
頭が上がらずにどんなに感謝しても
恩返しは出来ない、とまた笑っていた。
A君の目標はB子ちゃんを
高級車で迎えに行って
高級エステでリフレッシュしてもらい
温泉付きの高級旅館に連れて行く事。
究極のグルメを堪能して
究極の時間を一緒に過ごした後に
サプライズの告白をして
結婚前提からもう一歩
大きく踏み出すつもりらしい。
夢があるのか、無いのか
微妙な話の内容に私の感情も
正直、かなり微妙だったが
「凄いね~!楽しみだねー!」
とオウム返しのような単調な返事を
繰り返すしかなかった。
どんな経緯であったとしても
それぞれが思い描く幸せへの道とは
部外者の意見なんて必要ない。
破天荒に思える考え方とか
無謀に見える計画とかを
己の価値観で批判したり否定したり
経験値を押し付けたりして
正義感ぶっても通用しない時代だし。
人生なんて所詮は
ギャンブルみたいなものなんだから
あえてリアルなギャンブルに
賭ける心理も何となく理解は出来る。
運や天に委ねるのみの漠然とした
夢へのプロセスも面白いけど
支える側と挑む側とは
うまい具合に補い合って
循環する作用があるならば
周って回って廻していれば
またクルクル回っていつかは
巡り合うのかもしれないし。
周り回って何処かや誰かに辿り着いても
また回り始めるのが社会だとして
また回してさらに廻して
巡ってこその自転車操業を維持する
何らかのエネルギーは大切なのだ。
体力だけじゃ限界があり
知識ばかりじゃ進まない物事。
10万円、、勝ったら喜んで
貯金したり皆に振る舞って
楽しむのが賢人だとすれば
その喜びに留まらず手にした金を
全額、新たな勝負に注ぎ込むのが
勝負師という性だ。
そもそもが賢人なればギャンブルで
夢を追う事も無いだろうし。
新たな借金が浮上したって
風の噂で聞いちゃったけど
それでも体が動く先へと
今日も向かっているだろう。
誰にも何も出来ない事情と
誰かに何かを求める私情。
人生は賭ける事が大事なのか
探すモノなのか委ねるべきか?
信じる事なのか挑むモノなのか
問うべきなのか尋ねるべきなのか?
私も僕もあなたも誰かも
幸せ探して行きましょう。
お金を求めて歩きましょう。
夢を信じて生きましょう♪