本の紹介
ここのところ
昔の自分を振り返り
その時に影響を受けた本を紹介しています
私は生まれつきの障害を持っています
その私が子どもの頃に読むようにと
勧められたり
本棚に入っていたもの
有名なものもありますが
障害だけでなく
様々な個性やコンプレックスを持つ
子ども達やその周囲の人に
読んでいただきたい本です
物語のあらすじ
物語の主人公はさちこ
あだ名はさっちゃんです
さっちゃんは
お母さんが妊娠しており
もうすぐお姉さんになる女の子です
彼女は「おかあさん」に憧れて
保育園のままごとで
おかあさん役をやろうとします
ところが
いつもおかあさん役をしている子の
反対にあってしまいます
その時に理由として言われたのは
「さっちゃんは右手がないから
右手がないお母さんは変だよ」
ということ
さっちゃんの右手には指が無かったのです
それを理由にされた事で喧嘩をし
さっちゃんは保育園を飛び出します
私の思い出・感想
私にとってこの絵本は
記憶の最初から家にありました
ですが
自分から進んで
読みたがることはありませんでした
それは
私に障害があることは
治さなければいけない事
というように接されていたからでしょう
もちろんそうやって訓練したことで
今の私がありますし
できるようになったことも多いので
そう育ててくれた周囲にも
感謝しています
しかし、この接し方をした上で
ただ「この本を読みなさい」
と言われるだけでは
本当に大切な部分を読み取れないのです
私の中の記憶では
この絵本の
友だちと喧嘩をして保育園を飛び出す
という部分が強く印象づけられていて
後半の内容は完全に抜けていたのです
この本で大切なのは
不思議な力を持つ手を持っていると
さっちゃんが自覚して
それによって周囲の人が
優しさを発揮できるようになること
だと思います
この後半の部分の解釈は
人それぞれだとは思いますが
おそらく前向きで大切な教訓と感じるもの
でしょう
この絵本は強い影響力を持つものです
なのでコンプレックスを持つ子に
読むように勧める際には
物語の後半が印象に残るように
伝えてほしいのです
前半しか覚えていないと
コンプレックスの原因を言い訳として
やりたいことができなくなってしまう
可能性が高いからです
以上が障害を持つ子どもとして育った
私が皆さんにお伝えしたいことです
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