皆さんこんにちは
愛とやすらぎを届ける芸術家 愛卯です
今回はミニマリストと時間について
私は本要約チャンネルで
書籍の要約を聞いて学びを深めることが
多いです
そんな動画の中で
読みたいなと思っていた本を
要約してくださっていました
お題となっているのは
『月10万円で
より豊かに暮らす
ミニマリスト生活』
この動画の中で
モノのためにお金と時間を使っている
時間とお金を
もっと価値あることに使いたい
ということを言っていました
これを聞いた時に思い浮かんだのが
ミヒャエル・エンデの『モモ』
副題のように次の文言が書かれています
「時間どろぼうと
ぬすまれた時間を人間に
とりかえしてくれた女の子の
ふしぎな物語」
まさに同じような時間についてが
テーマになっているなと思って
ドイツ文学に詳しい
翻訳家志望のMちゃんに
意見をもらいました
許可をもらえたので
Mちゃんの見解を紹介します
なるほどな〜と思うことが多かったです
そしてもう何年も読んでいなかったので
あらすじ以外は忘れてしまっている!!
と思ったので読み返しています
そこで私が感じたことも紹介しますね
まず『モモ』は三部構成になっています
第一部 モモとその友たち
第二部 灰色の男たち
第三部〈時間の花〉
全体として
今の変化が大きく
個性が重視される現代において
大切なエッセンスが
ぎゅっと詰まっていると感じました
第一部ではモモの性質や友人のことが
書かれています
モモは人の話を注意深く聞きます
何かアドバイスすることはなく
唯聞くのです
そうすると相手は自分のことを
しっかりと把握できるようになります
直感力や発想力が高まるのですね
まさにカウンセラー&ヒーラーです
そして彼女が持っているものは
拾ったもの、もらったものです
そして時間だけはたくさん持っています
その時間を
友人たちの話を聞き
友人たちと遊び
自分が楽しいと思うことをする
ことに使っています
そしてモモの親友である
道路掃除夫ベッポと観光ガイドのジジ
二人の人生観は違ったものですが
どちらも今の時代に大切だと思います
このように考えると
第一部の思想は
人間が幸せに生きる上での理想
なのでしょう
そして第二部の中心となる
灰色の男たち
彼らこそが時間どろぼうです
彼らはインチキな計算で
人々を騙すのですが
その計算方法自体は
私達も考えると良いのかなと思います
彼らは一人の人間が
何にどのくらいの時間を使ったかを
項目ごとに分けて、合計しています
彼らは合理的にムダを省くことで
時間を倹約すると言います
それを貯蓄すると言って奪っていきます
私達はこの項目を見る基準を
彼らとは逆にして
「楽しい」「好き」だからする
ことに時間配分を替えていく
ことが大切ではないかなと感じました
第二部は
モモが時間の国に行くところで終わります
そして第三部は
モモ以外の人たちが皆時間を盗まれて
モモがそれを取り返す為に
灰色の男たちとの時間勝負をします
この本は1973年に世に出たものです
時代を風刺したものを幻想の世界で
表現しています
岩波書店では小学5,6年以上と
読書推奨をしている作品ですので
昔読んだ方も多くおられると思います
私も小学3年でこの本と出会い
改めて今読み返して
大人になったからこその
新たな発見が多くありました
皆さんも今だからこそ気づける
大切なことがあると思います
最後に宣伝です
YouTubeでアカペラ歌唱をしています
今回は自分で作詞作曲した
オリジナル曲を歌いました
聴いていただけると嬉しいです
皆さんの日々が
愛とやすらぎに
包まれていることに感謝して
最後までお読みいただき
ありがとうございました

