愛とやすらぎを届ける芸術家愛卯です

ご訪問ありがとうございます



今回はギリシア神話の

神々の王ゼウスが

人間と関係を持った神話について



前回の記事でゼウスの話

特にガニメデスの神話に触れたので

そこから深掘りしていこうと思います



またYouTubeにて星座神話の解説を

しております


乙女座新月の祈り 秋の星座ギリシア神話解説付きいつもご覧いただきありがとうございます高評価・チャンネル登録もありがとうございます今回は乙女座新月に因んで星空をテーマにカード選択、神話解説を致しました神話にはいくつかの説がございますので今回紹介したもの以外の神話も存在しますーーーーーーーータイムスタンプ00:31 カード紹介・神話解説10:35 乙女座新月から...リンクm.youtube.com



なので星座に関連した神話を

取り上げたいと思います



今回取り上げる神話は以下のものです

 ヘラクレスの神話(ヘラクレス座他)

 ガニメデスの神話(水瓶座・鷲座)

 ペルセウスの神話(秋の星座)

 カストル・ポルックスの神話 

         (双子座・白鳥座)

 エウロパの神話 (牡牛座)



神話は以下の本を参考にしました






それではまず英雄ヘラクレスの神話から

お話したいと思います


ヘラクレスは

ゼウスとアルゴスの王女アルクメネの子です


ゼウスの正妃であるヘラは

人間の母から生まれたゼウスの子を嫌います

ヘラクレスに対しても

生まれて間もない頃に

ゆりかごに蛇を送りましたが

ヘラクレスは両手で絞め殺してしまいました


ヘラクレスは成人後に

テーベの王女と結婚し、幸せになりましたが

それが許せないヘラは彼を呪い

ヘラクレスは錯乱して妻と子供を殺します


その罪はゼウスによって裁かれ

エウリステウス王に12年間仕えることに

なりました


そこでヘラクレスは12の大冒険を行います

この際にゼウスの命令で

ヘルメス・アポロン・ヘパイストス

アテナ・ポセイドンが

武器や馬車、鎧などをヘラクレスの為に

用意しました


又これらの冒険に関わる怪物には

星座になっているものもありますので

そちらも紹介します


01 ネメアの人喰いライオンの退治

 →獅子座


02 アルモーネの沼の怪物ヒドラの退治

 →海蛇座


03 ケリュネイアの魔の鹿の生け捕り


04 エリュマントス山の巨大猪を捕獲


05 アウゲイアス王の牛小屋掃除


06 スチュンパリデスの森の怪鳥退治


07 クレタ島の凶暴な牡牛の生け捕り


08 ディオメデスの人喰い馬の退治


09 アマゾンの女王ピッポリテスの帯の強奪


10 エリュテイアに住む怪物ゲリュオン退治


11 ヘスペリデスの園の金のリンゴを持ち帰る

 →矢座(諸説あり)

   園の場所を尋ねる為に  

   プロメテウスを救出した矢

 →竜座

   金のリンゴを守る竜ラドン

 →牛飼座(別説あり)

   天を支えるアトラス

   金のリンゴの世話をする娘がいる


12 地獄の番犬ケルベロスの生け捕り




これらの冒険の他にも

ヘラクレスが関わる神話はあります





例えば射手座の物語が挙げられます

ヘラクレスが

友人のケンタウロス族ポロスの元を

訪れた時のことです

酒の瓶を見つけたヘラクレスは

その酒をねだりました


ポロスは

「いま酒の瓶を開けたら

 多勢のケンタウロスがやって来て

 みんな飲んでしまう」

と言って断ります

ヘラクレスは

「俺がみんな追い払ってやる」と引かず

ポロスは仕方なく酒を出します


案の定ケンタウロス族が集まってきましたが

ヘラクレスは矢を射て殺しはじめます


ケンタウロスは逃げ出しますが

その内の3人がケイローンの家に逃げ込みました



このケイローンは

時の神クロノスとニンフのフイリラの子で

アポロン・アルテミス兄妹神に愛され

音楽、医術、予言の力をアポロンから

狩りの技術をアルテミスから

与えられました

そしてヘラクレスをはじめ

多くの英雄達を教育しました



さて

このケイローンの家に3人が逃げ込むと

ケイローンの家と知らないヘラクレスは

後先考えずに矢を放ちました


その矢は扉を破り

1人のケンタウロスの腕を貫いて

ケイローンの膝に刺さってしまいます


家に飛び込んで来たヘラクレスは

これを見て真っ青になります

ヘラクレスの矢には

ヒドラの猛毒が塗ってあり

どんな怪物でも矢がかすっただけで

死んでしまいます


ケイローンも毒に侵されますが

神の子故に不死身で苦しみ続けます


ヘラクレスはゼウスに祈って

ケイローンの不死身を解いてもらいます

そしてゼウスは

ケイローンは死を惜しみ

その姿を星座にしました


以上が射手座の物語です




他にも伝わる神話があります

ヘラクレスの最後に繋がる物語です


ある時気が狂ったようになり

友人を殺してしまいました


このとがによって女王オンバレに三年間

奴隷として仕えました

その時は女のような生活をしていました




その後

ヘラクレスはデイアネイラと結婚し

しばらくの間は幸せに暮らします


ある時ケンタウロスのネッソスが

デイアネイラを連れて逃げようとしたので

ヘラクレスは彼を殺します

この時ネッソスはデイアネイラに

「夫の愛を護るおまじないになるから

 私の血をいくらかとっておきなさい」

と言い、彼女はその通りにします


そしてヘラクレスが美しい乙女に

心を移した時に

その血を上着に染み込ませました

するとヘラクレスは気が狂って

上着を引き裂こうと

自分の身体ごと引き裂きました


デイアネイラはこれに驚いて死んでしまい

ヘラクレスも自分を火葬させました


神々はこれを見て心配し

ゼウスはヘラクレスを天上に上げます

ヘラも仲直りをし

ヘラの娘である青春の女神ヘーベと

結婚させました





さてこのヘーベは神々に

神酒ネクタルを注ぐ役目をしていましたが

結婚をして辞めることになります


その後任としてゼウスに連れて来られたのが

トロイアの王子ガニメデス少年です

ガニメデスは自分がいなくなったことで

両親がどんなに嘆き悲しむかが心配でした


これを知ったゼウスは

伝令神ヘルメスを両親の元に送ります

そして事の次第を告げさせ

多くの宝物を与えた上で

ガニメデスの姿を星座にしました

これが水瓶座です


又この時ゼウスは鷲の姿で彼を連れて来ました

それを星座にしたのが鷲座といわれています






如何でしたでしょうか

以上がヘラクレスに関して伝わる

神話となります



長くなりましたので

今回はここまでに致します


ペルセウスの神話以降は

次回お届けしたいと思います



皆さんの人生が

愛とやすらぎに包まれたものである事を

嬉しく思います



最後までお読みいただき

 ありがとうございました