近所の方がみんなで餌を上げている猫ちゃん。
背中に大きな星マークがあって
我家では北斗ちゃんと呼んでいた。
本当の名前はみーちゃん。
近所の人だけでなく、
自転車に乗って餌やりや逢いに来る人も多く
今年の寒い2月の夜、
お兄さんの餌やりさんに抱っこされてた。
それが、
みーちゃんをみた最後になる。
引っ越してきた我家より、みーちゃんの歴史は古い。
昔話のようだけど猫屋敷があって、
野良猫を家に入れて餌をあげていた。
いっぱいの猫ちゃんを自由に飼っていて
その家の子だったらしい。
けど猫屋敷の持ち主は突然引っ越して
残された猫たちを近所の方とボランティアさんが
時間をかけて去勢避妊したということらしい。
そんなこともあってか、
近くの神社や公園は見晴らしがよく
余計な樹木も整理され
野良猫が住みつけないようになっている。
みーちゃんは人懐っこいから
家に迎えようとした方がいたらしいが
自由がいいらしく外で暮らしていたという。
みーちゃんは通りから中に入った道の角にいつもいて
その道を通る私たちはいつもみーちゃんの姿をみて
行ったり帰ったりしていた。
もうすぐ暖かくなるよ。
そう話しかけていた。
みーちゃんは大きな体ですばしこく
通ると声をかけてくれたいた。
餌やりさんの家の前に
餌や水が残っていたりしていたけど、
それが、みかけなくなった。
それが3月に入ってからだ。
餌やりさんの家の近くに廃屋があり
そこにいるかもと思ったりしたけど。
みーちゃんはみかけない。
夜に通るとどこからともなく現れて
みや~~と声かけてくれたけど
みーちゃん、
虹の橋を渡っていったの?
幸せな猫生だったね。
いつもみんなに愛されて。