ドキュメンタリー
若き宗家と至高の三味線
清元二派88年ぶりの共演
延寿太夫と梅吉が
88年ぶりに同じ山台で演奏を行った。
そんなにも長い間袂を分かって、
清元には二派があったんだ。
松竹の歌舞伎座などで活躍しているのが
延寿太夫さんの一派。
やはり人数も多く活躍の場がある。
88年となると分裂時を知った人は
いないだろうと思うけれど、
やはり、
合同の演奏となると大変そう。
延寿太夫さんの、
目先のことだけではなく、
これから50年先の清元を考えなくては
いけないという言葉に
やはり家元の大きさを感じた。
本当に素晴らしい人。
演奏会が無事に終わって、
親子ほどの歳の差がある二人が
若者のように抱き合ってた。
亡くなった清元志寿太夫さんの
清元の独特の叙情的で色気のある声を
耳にした時の驚き。
もうかなりのご高齢だったけど、
高音の伸びて艶があり瀟洒かつ粋・・・・
清元ってすごいんだ。
それから志寿太夫さん目当てで
歌舞伎座に通ったりしていた。
亡くなられてから足は遠のいて・・・
その清元にこんな感動的な日が
あったなんて、素敵ですね。