ドッペルゲンガーに会ったことがある人
ドッペルゲンガーとは、分身のようにそっくりなもう1人の自分。日常の中にふと出没する不気味な存在です。..........≪続きを読む≫


もう一人の自分に逢った・・・・

ことがある。

厳密に言うと、

自分が自己と出会った。


郷里にお寺の壁にそった道があった。

その道は、まっすぐでなく、

途中でゆるく、くの字に曲がっていた。

つまり、向こう側が見えない。

子供のころ、この道を通ると

必ず不思議な感覚を憶える。


自分はここにいるのに、

自分が先に歩いて行く。

当時はその感覚を表す言葉を

知らなかったから、

不思議な感覚に何度も立ち止まった。

自分が客観的になって、

自分を観るような感覚・・・

こう、魂が離脱して自分を観るような・・・


毎回でなないけど、

そのうち、そんな感覚がなくなった。

なくなってしまった。