沖田総司・暗殺剣 (広済堂文庫)/加野 厚志
夢あくびの繰り言
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坂本龍馬は剣の達人だけれど、

沖田総司も「三段突き」で名高い達人だ。

龍馬は北辰一刀流、

沖田総司は天然理心流。


新撰組の本を読みたくて、

<沖田総司・暗殺剣>を読んだ。


この本はシリーズになっている。


沖田総司・暗殺剣
沖田総司・非情剣
沖田総司・魔道剣
沖田総司・獣王剣



沖田総司が主人公の、

時代物ミステリー。

探偵沖田総司くん。

その、沖田くんの名コンビ役が

千里眼の霊力をもつ烏丸龍子という、

なんだか、うさんくさい姫巫女。

かなりの人物です。

人には厳しく自分に甘い。

誰にも媚びず、金の亡者。

背か高くて、態度もデカイ。

甘い伽羅の香りで惑わし、

沖田君をこき使って、

カモにまでしてしまう。

すこぶる、わがままな人だけど、

なぜか、憎めないのは、

絶対に、沖田総司の味方だから。


そんな名コンビが織りなす、

お話・・・・

面白いわけはない。


これ、お薦め。

とても面白く読みました。

ま、騙されたとおもって、読んでみて。