世界遺産、雲南の棚田の美しさは、
言葉では言い現せないほどすごい。
けれども、あえて例えると
山からなだらかなヒダが、
レースのフリルのように見える。
その、
ヒダの形がまったく計算されていなくて
自然なヒダが幾重にも幾重にも、
下がっている風景が、
一面に広がっていて絶景だ。
その雲南のワニ族の好例の
新年の行事が『長街宴』
農耕民族の祝祭、収穫祭だ。
村中の家族が一緒に卓を並べて
みんな一緒にお祝いする。
その方が、賑やかで
村の神様龍神様も喜ばれる。
国家安穏を祝い、
五穀豊穣、平安無災を
村民が一同に集いみんなで祈ります。
各家から竹で出来た四角い膳に
ご馳走を並べて
街の通りに運んできて、
一列に机の上に並べるのだ。
その長さ400メートル。
その長さは伝統行事では
世界一だそうだ。
この日は、貧富の差は関係ない。
みんなが、精一杯のご馳走を
それぞれが準備している。
着ている服の生地も手作りなら、
食卓にのぼる料理も酒も手作り。
村人がひとつの大家族になる日。
400年前から、
行われている祝祭だそうです。
祭りの準備から、当日まで。
華やかで晴れやかな祭りでした。