妻夫木聡・深津絵里主演の犯罪ドラマ。
深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を取ったことでも話題になりました。
親と見に行ったのですが、前半は性的描写の連発で気まずいことこの上なしw
という冗談はさておき、
ただのラブストーリーと思いきや、私としてはなかなか見応えのある作品でした。
現代の希薄していく人間関係の中で、
つながりを求める人々。
大事な人を見いだせない人々。
本当に大事な人を見失ってしまっている人々。
主演の二人のみならず、他のキャストも相まって、絶妙に今の社会を表現している。
出会い系サイトも、この映画ではその一つの象徴として使われているように思う。
唯一残念に思うところは、
清水祐一(妻夫木聡)と光代(深津絵里)が惹かれあっていく描写。
未読なものの小説版では、そのあたりはもっと丁寧に描かれているのではないかと思う。
やはり映画だと映像という表現力を得る代わりに、
そういった細かい描写が失われてしまうのはやむをえないのだろう。
話は変わるが、そういった意味では、
12月公開の『ノルウェイの森』(村上春樹著)はどのように映像化されるのだろうか。
楽しみです。
悪人 シナリオ版 (朝日文庫)/吉田 修一
¥525
Amazon.co.jp
