そして

母に宣言した通り

この日から 先生がいなくなる 約1ヶ月の間

お互いの時間の赦す限り

先生に逢うために

私は マンションへ 足を運んだ




勿論 

母の忠告は 守りながら









時に 

拙い私の手料理を

黙々と 食べてくれたり



その後に

美味しい珈琲を淹れてくれたり






それぞれ

部屋の落ち着く場所を見付けて

本を読み耽ったり






または

隣に座り 

凭れ合ってDVD鑑賞したり








極々平凡な日常を

私達は敢えて 意識して

それらに時間を費やした






殆ど外出もせず

二人だけの空間で

二人だけの時間を

過ごす





タイムリミットは

もう すぐそこまで やってきているのに

勿体無い時間の費やし方だと

嘲笑されるだろう




けれど

私達にとっては

これほど贅沢な使い方はなかった






何も

躰が一つに繋がることだけが

愛し合う手段じゃない






好き嫌いなんてないイメージなのに

実は トマトが苦手だったり




本の世界に没頭している時は

肘をついて 親指でこめかみを押す癖があったり




液晶画面に

愛し合うシーンが映し出されると

気まずいのか 照れ隠しなのか

珈琲を口に運ぶ回数が 増えたり……

(それ以上のこと してるくせにね)






こんな 些細なことでさえ

私にとっては大切な発見だった





改めて知る 新たな先生を 

更に愛しく想い

細やかな幸せを 感じていた









けれど………














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