先生と 私



お互いがお互いを 必要としている存在



何にも替えられない 代える訳など出来ない

無二の存在



愛し合う事への喜悦

愛し合うが故の難渋

愛し合う為起る哀痛



そのどれもを 二人で感じ 二人で受け止め 

そして 乗り越えられると信じている






いつも そう想っている

ずっと そう想っている






けれど


先生に着いて… 先生と共に着いて行くことが出来ない 

その理由とは……… 暗黙の了解























自宅に 到着して

そっと 玄関を開ける


暫く様子を窺うけれど

誰も 起きてはいない様だった





安堵とも後悔とも つかない様な

溜息を吐きながら

慎重に 玄関扉の鍵を

掛けた












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