「海のはじまり」
皆さんは見ていますか?
どうにもならなく
胸がしめつけられて
辛いです
私は毎回
もう見るのはやめようと
思うのだけど
結局、また見てしまって
また辛くなって…
夫と死別した人間は
それ以降の人生
「死」というものに
ずっと取り憑かれてしまう
このドラマは
「母を失う幼い子供」
「子供を失う両親」
「まだ見ぬ子供を失った女性」
いろんな角度からの
「死」が描かれていて
全ての立場の人の心情が
辛く重くのしかかってくる
最新話では
池松壮亮さんが
大竹しのぶさんからの電話に
胸を掻きむしって
なかなか出られなかったシーンが
とてもせつなかった
そして
大竹しのぶさんが
「死ぬのが怖い」と泣く娘を
抱きしめているシーンも…
主人を亡くしてから
いつも私は頭のどこかに
「もうこれ以上
誰もいなくならないで」
という思いがある
もう誰も
見送りたくない
私にはもう
両親もいない
だから
次に見送られるのは
自分でありたい
いつもそれを
切に望んでる
大竹しのぶさんのように
娘を見送るなんて
とても耐えられない
主人がいなくなった時は
子供達がいたから
生きていけた
まだ
私がいないと
生きていけない命があった
でも今は?
私にはもう誰もいない
娘達の誰か一人でも
先に逝ってしまうなんて
想像しただけで
恐ろしくて震えてしまう
もちろん
娘婿も孫も
大竹しのぶさん演じる
お母さんも
辛いだろうけど
悲しみを分かち合える
優しい旦那様がいる
不謹慎だけど
羨ましいとすら
思ってしまう
こんな「もしも」を考えると
引き寄せてしまうかも
しれないのだけど
こういうドラマを見れば
誰だって少しは
自分に置き換えて
考えてしまうのは仕方ない
そして
海ちゃんが
ママがいなくなることを
わかっていたのが
せつなくて…
Tくんが生まれてから
小さい子供が出てくると
重なってしまって
すぐに涙が出てしまう
長女も
自分の子供と
重なってしまう、と…
そして
「もしTが死んでしまったら
私は生きていけない」とも
言っていました
それなら
お母さんの気持ちも
わかるようになったでしょ?
お父さんの家系はガン家系だから
ちゃんと検診を受けて
あなたがいなくなったら
どれだけの人が
辛い思いするかわかるよね
Tくんを
海ちゃんみたいに
したくないでしょ?
と、娘と話しました
こんな重い話は
なかなか娘とはできないので
このドラマには
ある意味
力があるのかもしれません
ドラマの中で
「死」は選べないと
みずきさんが言ってました
生まれる時だけだと
思ってたけど
死ぬ時も選べないんだと…
それは
いつやってくるかわからない
「死」は
誰にでも
突然襲いかかる可能性がある
死別した人間は
みんなそれを
痛いほど知っています
新しい家族が増えて
それはとても幸せなことで
このうえない喜びだけど
それは結局
失うのが怖いものが
またひとつ増えたという
ことでもあるんだな、と
そんなふうに思いました
大切な人が増えることは
嬉しいことだけど
それを失う恐怖が
付き纏うのかもしれないですね