大阪に両極端の舞台を二本見に行ってきた。

「レミング~世界の果てへ連れてって」は天井桟敷の最後の舞台を今回、維新派が振り付け演出を担当し、寺山修司ワールドに新たな息吹を吹き込んだもの。
始終、モノトーンでシュールでアバンギャルド!!
彼の作品は、ほとんどが観客の想像力にゆだねるというものだしこの作品も言葉の応酬が早いので聞き取れないところもあり、独特の世界観を楽しむ他はない…一緒に行った舞台慣れしていない友達は、いまいちついていけなかったとか・・・

しかし、やはり寺山氏は、言葉の達人である。また、淫靡で艶っぽい彼にしか描けない世界観を持った稀有の人であると思う。
彼の作品の中には、常に母親への愛憎入り混じるシーン、言葉が出てくるが、今回はさらりと「母親を捨て新しいお母さんを買いたい」というセリフ程度のものでした。

余談ですが、先日岡山に唐十郎の赤テントが、わが母校の校庭に10年ぶりに来た。
見に来た顔ぶれを見るに団塊の世代から、その少し下までの年齢層がほとんどで、若い方は、極々僅か・・・アングラ演劇などという言葉さえも今は昔。
私の場合二十代にどっぷり浸かっていた時期がある。
岡山にも吉備大国、後の銀仮面団なるアングラ劇があり、当時の一部の役者の方々とも交流があり、当時を懐かしく思い出し、胸がきゅ~んとなるのです。
岡山の団十郎さんどうしていらしゃるかしら?
東京で児童劇団を立ち上げ、全国回っていると、風の便りに聞いているのですが・・・


               
最高にエキサイティングだったシルクドソレイユのマイケルジャクソン版についてはまた後日書きますね。
明日は、日本が教室、あさっては山野草の会のバス旅行、そして、和歌山の従姉妹夫婦と日本縦断している青年が岡山に立ち寄るので、いつ続きが書けるやら。

これから、夕食の支度じゃ~!
間で旅行もして、10日間家を留守にしていたので、今日からまた日常に戻らないとね。