4/30(月)総体ラグビーの部名北地区予選が行われ、瀬戸西・名東合同チームは名西高校と、愛知工業グラウンドにおいて対戦しました。
結果は、29対22のスコアで勝利でした。
「こんなに感動したのは6年ぶりです。正道先生は泣いてましたね。」という成瀬先生の声が上がるほどの大逆転勝利でした。
キックオフそうそう、硬さの取れない両校でしたが、先制したのは瀬戸西・名東合同でした。
じりじりと密集戦によってフォワードが前に進み、最後は左隅にトライ。
ナイストライでした。ボールを確実にキープしながら、バックスの展開も取り混ぜ、最後はフォワードがトライ、全員ラグビーの瀬戸西・名東合同を象徴するようなトライでした。
しかし、ここで油断したのか、ペナルティからのラッシュでゴール下にトライされる。コンバージョンも決まって、5対7と逆転される。
しかし、今度は逆にスクラムから押し込んで最後は、ウィングが右隅に飛び込みトライ。
再逆転し、10対7。
しかし、前半終了5分前、自陣相手ボールスクラムからすばやい球出しで、ブラインドサイドに展開され、左隅にトライを決められる。
ここで、前半終了。10対12でリードされ折り返す。何か激闘の予感が・・・
勝負は後半に持ち越されます。
後半、気迫のこもった一進一退の攻防が続きますが、先にトライをとったのは、名西でした。
相手の走力のあるno8とセンター陣に、少しずれたディフェンスラインを破られてしまい、左隅のトライ。これで10対17。
相手監督から、「もうワントライ!取れば相手はあきらめるぞ!」と檄が飛び、選手が呼応するように雄たけびを上げる。
下を向きかける瀬戸西・名東合同フィフティーン。
消沈した気持ちを表したかのように、同じパターンで再びトライを許す。10対22。
2トライ以上の差がつき、残り10分、誰しもがあきらめかける状況です。
しかし、よく観察すると、相手は精魂尽きかけてきています。
瀬戸西・名東合同フィフティーンは、先生の指導の下、相当激しい練習を行ってきた自信のせいか、まだ体力は温存されている感じで、スピードも維持できています。
試合再開から、スクラムではフォワードの押し込みが強いので、相手は早い球出しかできないことを見抜いたスクラムハーフがチャージをかけます。また、全員、相手キックにも果敢にチャージに行きます。
こういったあきらめない一つ一つのプレイが全体の圧力となり、相手ミスを誘発し、ボール支配率を上げ、体力を消耗させていきます。
相手陣内でのプレイが多くなり始め、それは、ラックからの飛び出しでした。
フランカーがするすると抜け出し、ハンドオフ、ステップを切りながら、最後相手を引きずりながら、左隅へトライ。15対22。
残り5分。
みんな顔が上がり、「いける!」という気迫が表れてきました。
再開から、押す。まわされても果敢にタックルに行く。ボールをジャッカルし、さらに押す。
たまらず、ゴール前5mで名西痛恨のノットロールアウェイ。
さあ、どうする。
考えていたのは、モールからプロップのリップでトライという練習していた形でした。
さあ、ボールが入る、モールができる、プロップ、ああ、おとした!no8がフォローに入り、ラックへ。
全員でオーバーに入る。球を拾ったフランカーがゴールラインを超えるが、グランディングできない。
ここでもう一度ラック形成。、この判断は冷静ですばらしい判断だったと思います。
さらにオーバーに入る。相手も必死で耐える。
最後、フランカーが片手を伸ばしグランディング。トライです。
コンバージョンも決まって、ついに同点です。
残り3分。
士気が上がります。
相手はもはや力が尽き果てようとしている感じでした。
再開後、瀬戸西・名東合同チームはおしまくります。
ラックになってもフォワードの寄りはまだ早い。先手を取って、ゴールに迫ります。
それは、相手ゴールライン5mのラックでした。
ロックの闘志あふれるオーバーが相手をかなり押し込んだ瞬間、プロップが抜け出し、腰に食い下がる相手ディフェンスを引きずって、トライ!ついに逆転です。
コンバージョンも決まって、29対22。
ここでノーサイドのホイッスル。
残り10分から3トライをとっての逆転勝利です。名西高校は崩れ落ちます。
体力とあきらめない姿勢がいかに大事かを痛切に感じた試合でした。
課題も当然あります。
セットプレイの精度を上げ、ポジショニング、役割分担をもう一度確認してください。
なかなか、合同練習もままならない中、今までやってきた練習は間違いないと思います。自信を持ってください。
さて、過密な日程が組まれています。
次は、栄徳戦です。
5/4(金)
瀬戸西グラウンド 11:00キックオフ
「春の大会の大一番です。」と先生の言葉。そのとおりですね。もうひとがんばりです。
3年生は5/3(木)に名古屋高校においてセレクションもあります。
この間の激闘で傷んだ身体を少しでもケアしてください。
闘いはまだ続きます。
がんばれ名東&瀬戸西ラグビー部!
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