瀬戸北高校と対戦しました。
試合当日、春の嵐を思せる強風が吹き荒れる中、風下に陣取った瀬戸西は、瀬戸北のBKによる
オープン&サインアタックに振り回されることなく、落ち着いたディフェンスで対応。
ケガ人等によって、本来のポジションとは異なる対応ながらも、瀬戸北のラックからの
素早い球出しと展開によく食らいついていました。
モール・ラインアウトでは、充分に優位性を誇りながら、一進一退の攻防により前半戦を終了。
スコアは、0:7で瀬戸北リード。
後半、風上に立った瀬戸西。
キックを多用してゲインするかと思いましたが、オーソドックスな展開から、
むしろ瀬戸北のラグビーに「付き合う」ような状態になってしまい、左右に激しく振ってくる
オープンな展開にマークが付ききれず、相手の2次・3次攻撃で数的優位を許しライを
奪われる結果に。
点差は開いたものの、瀬戸西は諦めることなく、懸命にボールを追い相手にプレッシャーをかけ、
自陣10m付近からFBが相手ディフェンスを縦に突破。ここから、大きくゲイン!
相手陣22m内に入ったところで瀬戸北の激しい応戦タックラーが迫りましたが、
目の覚める見事なハンドオフでさばき倒して、インゴール右中間へ飛び込みトライ。
50m以上を独走する見事なトライでした。
が、瀬戸西の見せ場もココまで・・・、ノーサイドのホイッスル。
スコアは5:32でした。
試合の総評としては、瀬戸北のヨコに揺さぶるラグビーに付き合ってしまった感があるとともに、
縦に入ってくる相手に対するディフェンスの意志統一の弱さが伺えました。瀬戸北との差は、
「自分達のラグビー」に徹したかどうかの僅かな差であったと思います。
本試合、実に惜しまれる敗戦でしたが、既に秋の花園予選に向けた戦いはスタートしています。
顔を下に向けることなく、しっかりと顔を上げて前を向き、自分達のラグビーを!「瀬戸西のラグビー」を!自分達の手で創り上げる気迫と努力を期待しています。
ラグビーは一人では戦えません。
フィールドの15人、そしてバックアップのメンバーやマネージャー、コーチ・監督とチーム一丸と
なって戦うスポーツですので。
今大会を最後に引退する3年生の皆さん。本当に良く頑張りました。
今後は受験勉強等に励まれると思いますが、これまでラグビーで培ってきた「気力・体力」で
頑張って下さい。そして、楕円球に触れたくなった時は、何時でもグランドに戻っていただければと
思います。
One for all All for one、、、を忘れずに。
頑張れ!瀬戸西ラグビー部!