瀬戸北 VS 栄徳
両校とも、先般、瀬戸西高校とは練習試合を行なった学校(チーム)である。
学校が同じ県立であり、名に同じ瀬戸名を冠し、1年生をも要して15人制に挑戦している
瀬戸北高校にスポットを当てて高校ラグビーを探ってみた。
ラグビー部の歴史、時に15人制へ移行して間もない彼らは、リザーブ含め多くの1年生が
チーム構成を支えている。
結果的には、適度に予想された様にゲームの勝者は、栄徳高校となった。
しかも、ワントライが奪えない、ワンサイドゲームになってしまい、瀬戸北には残念な試合展開のまま
ノーサイドとなった。
15人制では歴史の浅いチームでありながら、瀬戸北ベンチには多くのOBを中心とした応援団が
形成され、まとまった位置取りで顧問の先生を囲んで声援・応援・そして指示が出されていた。
画像 〇邱臍阿虜能ミーティング
画像◆,気 ゲームスタートです!
画像 ラインアウトでは、相手チームよりも高く!
画像ぁ.好ラムも負けずに! 形を作り押すぞ!
画像ァ\ジ曜魅汽ぅ疋戰鵐蘇?福\萓犬閥Δ烹錬造檄を飛ばしている!
画像Α.蓮璽侫織ぅ爐棒萓犬了惻┐鮗?韻襯繊璽燹 ゲーム展開に心配そうなOB。
画像А,笋呂蟷邱臈験が心配! 「1トライ!」の声が、選手からも聞こえ始める。
画像─.痢璽汽ぅ鼻Ε押璽狃了後、応援団に挨拶をするチーム。
画像 ゲーム後、先生方から今までの取り組みに対する労いの言葉と、新しいスタートについて。
画像 キャプテンからのコメント。 悔しさがにじみ出ている。 お疲れ様!
試合後、顧問の先生からは、今までの取り組みに対する労いと、「感謝=ありがとう!」と言う言葉が
3名総ての先生から聞かれた。 思っていても言葉にする事はなかなか難しい言葉である。
グランド構成に依存している事もあるのだろうが、一部の父母にOBは先生を囲んで、
一緒に声を出し応援をしていた。
ノーサイドが近付くと、残り時間と、1ゲーム1ゲーム毎に、掛け声が大きく強くなり
チームと応援団の一体感が強くなっていった。
残念ながら、ノーサイド! ワンサイドゲームで終えてしまったが、顧問の先生がおっしゃる通り、
人数に限りがあり、困難な環境下で一緒頑張れた事に、そして何より、対戦相手にはワンサイドの
負けゲームでしたが、勝ち負けだけを求める事が、努力の証ではない。
先生がおっしゃる「ありがとう!」 そして「この悔しさをバネに・・・」
真にその通りだと思う。
ゲームが終わって、「1トライ」がとれずにゲームに負けてしまった事が悔しのだろう。
対戦相手に勝つ事がゲームの目標だが、自分自身に負けない強さを身に付ける事こそが、
高校ラグビーに取り組み努力を続ける部員の最大のテーマだと思う。
そんな意味では、最後まで諦めず大きな声を出し続け、そしてチームの「1トライ」の為に努力し
「負け」と「1トライの壁の高さ」に全力で立ち向かい、目標は適わなかったものの、
このゲームを最後に引退となる3年生の「感謝の言葉」と「涙」に、本当に真剣に、そして共に闘った
後輩達にもその意図は伝わり、共に涙する事が出来る程頑張ったすばらしいチーム!
試合には点差で負けてしまったが、自分自身、そしてチームは決して気持ちで負けた訳ではなく
そして目標を持ったチームで、全員で一緒に闘った仲間は敗者ではなく、勝者です。
引退になる3年生は、今後の道を一層広げ、2年生・1年生は、新人戦に向けて、新しいスタートを
切り、チームと自分自身に勝つ為の最大限の努力をする事と思う。
価値観と視点・観点を変えれば、厳しく辛い練習に耐え、必死でプレーする高校ラグビーに
敗者はいない!