iPhoneがAndroidに劣っていると言われている部分は、以下のとおりだろう。
1.世界的に見て、iPhoneの方が価格が高い(廉価版機種がAndroidに集中している)
2.画面がAndroidの方が大きいので、使いやすい(と言われている)
3.お財布ケータイがついてない(日本の場合)
エルメスiphone6ケース
今回、このうち最大の懸念材料である「2」に対してミート戦略を行った。
それが、iPhone6、iPhone6 Plusである。液晶のサイズが大きくなった。
値段が安いAndroidは、そもそもAppleのターゲット外と言える。それよりは高付加価値路線で、適切なARPUを提供してくれるユーザーをクラウドサービスやアプリのエコシステムに送客するプラッ
トフォームとして成立している。
そして、おサイフケータイは残念ながらApple Payの出現でガラパゴスシステムになりつつある。ガラパゴスな決済手段は、日本に限らず、いろんな国の事情で個々にに存在しているものだったりす
る。おとなり韓国も電子マネーが流行っていると聞くし、NFC決済なども存在しているそうだ。おサイフケータイもワンオブゼムとして捉えられているのなら、全てに対応する必要はないというのが
グローバルプラットフォームの考え方だろう。
アイフォン6エルメス
Apple Payは、Passbookの発展版である。元々Passbookは、QRコードを活用した枯れた技術をうまく使うサービスである。今回は、クレジットカードそのものをPassbookに取り込んだ。技術者はすぐ
新しい技術で、既存の代替案として排他的に考えがちだが、既存の技術をうまく取り込み、上に自分たちの覇権を被せてくるという発想には驚くばかりだ。いずれにせよ新技術が苦労するのはマネ
タイズの部分で、既存の利権とうまくマッチするか?という部分。AppleのサービスはAppleのプラットフォームに閉じているうちは、ユーザーのカバレッジの面で、うまくいかない可能性も高い。
類する技術がマルチプラットフォームで成功しているものが沢山ある。ただ、それもユーザー数次第というもの。ただ、冒頭に書いたとおり高ARPUのユーザーを抑えているプラットフォームであれ
ば、効率が高いという部分も無視できない。マーケティングのやり方も含めて、今後に注目なのは間違いない。
と、少し脱線気味で書いてしまったが、
1.iPhoneの方が価格が高い → むしろプレミアムブランドになりたいと思ってる。
2.画面がAndroidの方が大きい → iPhone6 , iPhone6 Plusで対処
3.お財布ケータイがついてない → 世界の電子決済技術に対して、Apple Payで上書き
ということで、「Androidの方が大きくて使いやすいぜ」と思っているユーザーに対して、iPhone6 , iPhone6 Plusという回答を用意したのがイマココである。
iPhoneのラインナップについて
iPhone6は大きくなって使いにくいじゃないか!と言う人がいるが、引き続き、4インチのiPhone5c,iPhone5sが価格が安くなって売られることに注目。
シリコンiPhoneケース
つまり以下の様なラインナップになっている。
4インチ iPhone5c(0円)
4インチ iPhone5s
4.7インチ iPhone6
5.5インチ iPhone6 Plus
7.9インチ iPad mini
9.7インチ iPad Air
iPhone6 シャネル
Apple Watchと、さらに噂されている12インチ iPadまで含めると、サイズでAndroid機に見劣ることはないだろう。
Appleは、そもそもハードウエアのメーカーである。そこにiTunesからの系譜を持つクラウドサービスなどが存在しているが、ビジネスモデルはスマートフォン単一機種で世界最大の売上を持つハー
ドウエア企業である。
今回、ハードウエアではAndroid機には絶対負けないぞという気概を感じる。
もちろんミート戦略というのは、対競合戦略なので決してイノベーティブな戦略ではない。もしジョブスが生きていたらiPhone6のサイズは出ただろうか?と考えると、この先が少し不安になるが、
「i」戦略から脱皮したと言っている今回の姿勢は、ティム?クックなりに明確な方向性を打ち出したといえる。Androidに負けなければ、スマートフォンという「小さなパソコン」市場では負けない
のだから、iPhoneは、十分、長生きしていくことだろう。
グッチiphone6
iPhone6のサイズ拡大に関する議論
なおiPhone6のサイズ拡大に対して「適切なサイズ」に関する議論が出ているが、個人的には、これは現状維持バイアスに基づく杞憂だと思っている。
そもそもiPhone自体はどんどん画面が拡大してきた。戻るボタンに手が届かないかもしれない、というのは昔から言われていたこと。故に、手の小さな女性などは、昔から両手で使っている人も少
なくない。
これまでのバージョンアップで、片手では対処できなくなった人が、不満を表明してきたが、まだそれで売上が止まったという話は聞かない。
モバイルの作り手やマニアには、サイズに対するコダワリがあったと思うが、実際のところは、
?ネットが最初からセットアップされていて、
?線に束縛されずに自在に持ち歩けること
iPhone6 ルイヴィトン。
という利便性こそが携帯電話やスマートフォンの商品的な価値であり、それ以上でもそれ以下でもないのだなと思わされた。
だから、この2つが満たされる範囲であれば、「画面は大きければ大きいほど良い」ということなのだろう。
思えばサイズは常に相対的なものだから、逆に「4インチiPhoneは小さくて使いにくいですよね」と言うのも、所詮は主観でしかない。
僕はマニアだし追っかけなくてはいけない立場だと思ってるので、iPhone6 Plusを買おうと思ってるが、4インチiPhoneより使いやすくなるとは全く思ってない。
少なくともiPad miniの日本語入力はかなり最悪なソリューションだと思っている。今回のiOS8から日本語入力の入れ替えがサードパーティに開放されているので、ATOKなどの日本人の機微を理解し
てくれるサードパーティに期待している。
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iPhone6かiPhone6 Plusか、はたまたiPhone5sか?
最初発表を見た時、カメラやバッテリーが充実しているiPhone6 Plusが本命で、iPhone6は、Androidに付け入る隙を与えない穴を埋めるだけの製品だと思っていた。
しかし、周りの人の意見を見ていると、意外とiPhone6に対する反応も悪くない。
やはりiPhone6 Plusに対するサイズの好みが大きいのだろうか。しかし、さらに多くのユーザーにとっては、継続販売されるiPhone5sやiPhone5cもサイズの選択肢として残ることを考えると、どう
なるだろうか。売り方次第だろうが。
Apple Payなどは、iPhone5s以降に搭載されているTouch IDに依存した技術なので、iPhone5cは消滅方向にいくだろうから、言われてみればiPhone6が一番バランスが良いとされるような気もしてい
る。
iPhoneは1年に1回の祭りでもある。どうせ後で買う人たちが、買おうか買わないかを談義するお祭りだ。
蓋を開けてみたら、どうなるか楽しみである。
Apple Watch?、、、iPodも製品としていい感じになったのは3rd Generationですぜ。しばらくはお祭を楽しみましょ。
マジレスすると、スマートフォンが「小さなパソコン、だけど画面は大きれば大きいほど良い」という方向に行ってしまった以上、ユーザーのニーズに「制約に基づくモバイル性の美学」というの
は存在しない可能性が高い。
故にアレもできない、コレもできない時計がユーザーに受け入れられる可能性は低いと思っている。少なくともスマートフォンと組み合わせて両方充電し続けるには、パワフルな魅力がないと継続
性に難がある。
そこの常識を逆転させるような素敵な技術が必要だということ。今、期待されているのが、Google Nowなどのエージェント技術だと思うが、とにかくソフトウエア、クラウド技術でサイズの制約を
ひっくり返すことができるか否かにかかっているだろう。ハード的にはいよいよVoLTEに対応可能なのであとはキャリア次第。また、最初からSIMロックフリー版も発売されるようなのでMVNOにとっ
てもチャンスあり。このところやや沈滞ムードだった携帯電話市場がまた活気づくきっかけになるやもしれません。
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一方で、期待されたウェアラブルデバイスは「iWatch(仮)」改め「Apple Watch」としてこちらも無事に発表された訳ですが、出荷時期は「来年初頭に」ぐらいのザックリした設定。価格だけは
349ドルからということですが、iPhoneのミニマムスペックモデルよりも高い設定がはたしてどのように影響するのか、ちょっと今の市場のあり方を見る限りではよく分かりません。
Apple Watchは349ドルから、来年早々に出荷(TechCrunch 14/9/10)
速報:Apple Watch発表、349ドルで2015年初頭発売予定。リューズ状のダイアルDigital CrownとRetinaディスプレイ搭載(Engadget日本版 14/9/10)
色々と機能があることは喧伝されても、一番肝心なバッテリーの持ちに関しては今のところ一切情報が出ていないようなので、ウェアラブルデバイスという道具としての完成度に関しては様子見す
るしかないでしょう。
で、今回一番面白かったのは、日本ではもはや当たり前となって何も目新しくないおサイフケータイが、「Apple Pay」という名前で改めてAppleから提案されたということです。
新iPhoneとApple WatchのNFCモバイル決済「Apple Pay」(ITmedia 14/9/10)
Apple Payは画期的NFC支払システム―登録はカメラ、指紋認証、店にカード番号が渡らず(TechCrunch 14/9/10)
残念ながらこのApple Pay、当面は米国のみでの運用となるため日本のユーザーには全く関係ない機能でもありますが、まずは同サービスにおけるユーザーのプライバシーを尊重したシステム設計は
大いに評価すべきなのではないでしょうか。
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ユーザーはiPhoneの新しいiSightカメラでクレジットカードの写真を撮るだけでPassbookにカード情報を登録できる。その後Appleはカードが真正なものであることを確認する。確認が済んだ後は
Appleは自社サーバーにカード情報を記録しない。またカード情報は店舗にも渡らない。
つまりAppleは支払いの都度、一回限りの取引番号を生成する。Appleは「われわれは取引記録の履歴を保存しない」と強調した。また「iPhoneを探す」機能からクレジット?カードを停止することが
可能となっている。
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出典:TechCrunch
素晴らしい。実に素晴らしい。
ユーザーの消費動向を逐一収集して、そのデータを使ってのターゲティングを虎視眈々と目論むどこかの国のIT事業者共には、Appleの爪の垢でも煎じて飲ませたいと思わずにはいられませんし、逆
に言えば、ビッグデータビジネス推進を掲げる我が国からすれば、Appleはプライバシーフリーク過ぎるという評価になるのやもしれません。いまのところは全てはAppleの謳い文句を素直に信じれ
ばという話でありまして、iCloudのセキュリティ設計の綻びも一つの原因であった可能性がある先日の情けない事件等を顧みれば、何事も完璧はあり得ないなと思い知らされるところですが、とも
あれ取り組みとして「個人に関する情報を扱うのは大変だな… ピコーン そうだ、情報を持たなければ漏洩することもないのだ!」という原始的な方向に回帰するのは実に正しいところだと感じ
ます。
ヌード写真流出は対岸の火事ではない、iCloud事件の教訓(ITpro 14/9/8)
で、我らが楽天は世界的にデータを回収する方向での動きとなっており、対比として非常に興味深い状態になっております。
楽天の海外展開が新たなフェーズに、米EC関連2社買収(日経コンピュータ 14/09/09)
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三木谷浩史さんが思い切り「『データを活用するEC事業へシフトしていく』と話す」と談話を出したようで、この私の胸を去来する「お、おう」という感情を抑え切れません。
まあ、確かに楽天のようなプレイヤーはそちらの方向に走っていくのが責務のようにもなっているんでしょうかね。金額の妥当性はちらっと見た限りでは何とも申し上げづらいところではあります
が、ナイストライであることは間違いなさそうです。
プライバシー方面の考え方ひとつで大企業の作戦一つ一つがこうも異なるのか、ということに改めて気づかされるところでありまして、いわゆるデータ資本主義のあり方は今年来年でぜひ国民全体
の議論として考えておきたいものです。
