京都建仁寺の塔頭寺院 両足院で、尾道ご出身の道釈画家 七類堂天谿画伯の方丈襖絵が全面完成し、特別展の期間中に初めて公開されています。
この襖絵は平成26(2014)年建仁寺開山栄西禅師800遠忌を迎え、後世に残る絵画を制作する目的で描かれました。

七類堂天谿画伯は、2006年中国南宋五山の巨刹天童寺から「天童第一座」の称号を授与されています。
栄西・雪舟以来の事です。

私はこの襖絵の完成をずーっと心待にしていました。
そして、やっと拝観できました。

『はるか遠くに見えるのが佛者の憧れの世界…思いこがれても決して辿り着けない霊鷲山(りょうじゅせん)の釈迦の大説法の襖絵です。』

全面完成された襖絵は、壮大で圧巻されるものでした。
絵の中にちりばめられた、たくさんのストーリーや謎かけ。
ひとつでも気づくと、思わず笑顔になります。
お茶やお饅頭の発祥のお寺なので、襖絵にはお茶やお饅頭も描かれています😋

何処に迦葉尊者さまや達磨さまはいらっしゃるのか。
その意味することは…。
お釈迦様は何故、何も言われなかったのか。
伝えたいことは、何だったのか。

他にも、たくさんのメッセージが込められていました。

深いです。広いです。
想像していると、時間が経つのを忘れます。

語り尽くせない。 
また、拝観に行きたくなりました。

気になる方は、3月18日(月)まで公開されていますので、ぜひどうぞ(^-^)