山の彼方の空遠く

 

幸い住むと人の言う

 

だったかなぁ

 

ドイツの詩人が言っていたような

 

 

でもね

 

 

幸せは自分の心の中にある

 

っていうか

 

自分の心の中にしかないのだ

 

 

 

少し前に

 

面倒を見ていた長年一人暮らしの叔母が亡くなった

 

叔母の望んだ穏やかな最後だった

 

小さな葬儀で喪主を務め

 

お骨を拾い

 

様々な手続きを終わらせた

 

 

落ち着きを取り戻した日常だが

 

ふと寂しさに襲われることがある

 

なぜなのか わからないのだけど

 

寂しくなるのだ

 

もう 会えないことに対する寂しさと

 

叔母の人生を思う切なさ

 

いや 決して叔母が不幸だったとは思わない

 

叔母は叔母で自分の事は全て自分で決めて生きていたのだろうし

 

それは ある意味幸せな事だ

 

悲しむ必要などないはずなのに

 

やはりどこか寂しいのはなぜだろう