Dear TINA・・・・
13年前、当時私がSESSIONSを立ち上げる前に憧れてた生活があった。
それは、
大型犬の黒ラブラドールと一緒に海岸線を散歩する。。
という小さな夢・・・
小さな夢を叶えるべく、ペットショップに黒ラブラドール、相方を探しに・・・
そこで出逢った一匹のつぶろな目をしたゴールデンレトリバーのメスの子・・・
目が合った瞬間、私の手をペロペロ舐めだした。。
つぶろな、気して可愛いくはない、ブサイクなゴールデンレトリバーの女の子に一瞬で心を打たれた。。。
K-BREAK大林君始め、私の古くからの旧友は良くご存知だと思います。
あれから13年・・・・
昨年から容態がおかしくなり、子宮の病気や関節の疲労等、動物病院にお世話になる事が多くなり始めた。
とうとう、この日がおとづれるのかな・・・
先日、初めての癲癇(テンカン)を起こして失禁、そして心臓発作。
自分の体重を支えられなくなったのか、関節が痛いのか、今は寝たきりに・・・
TINA(ティナ)という命名は私が当時、「TINA」というシンガーソングライターの歌に感銘を受けファンに。
今日も癲癇を起こし失禁。
連絡を受け、急遽帰宅。
私が家に帰ると動かない身体を無理に立とうともがいていた。
だから、尻尾だけ振って私の帰りを歓迎してくれた。
昔は家に帰ると30キロを超える身体ごと私に飛びついて帰りを歓迎してくれた。
私の一番の理解者であり、苦境を共にしてくれた良きパートナー。。。
一緒に海に潜りに行ったり、キャンプに行ったり、車のイベントに行ったり、時には彼女とのエンジェル役になってくれたり、私の気持ちが落ちている時は一緒に湘南の海岸線をドライブしてくれたり・・・・・・・
Dear TINA 。
もう、俺の事は心配しなくてもいいよ。。。
だから今は自分の身体、大切にして一分でもいい。一日でもいいから長生きしてよ。
急に目の瞳孔が白くなったしね・・・
私が近くに寄ると無理して座って、ひたすら「お手」をする。。
涙が止まらなくなってしまう
小さな灯火を、頑張って生きよう、生きようとしているのがヒシヒシと伝わってくる。
動けないから私が手を差し伸べると、昔はザラザラだった舌で、ひたすら舐めまくる。
今はツルツルになってしまった舌。
時折、発作を起こすと混乱状態になり私に向かって威嚇して噛もうとする。
いや、先程噛まれた。
これが私に彼女からのメッセージなのかもしれないと、痛みを噛み締める。
ティナ・・・
もう心配しないで・・・
自分の道は自分で切り開くから。
病院の先生からはこれ以上、手術や延命処置はしないで、老衰なのだから最後を看取って下さいとの提案。
それが今日なのか明日なのか1ヵ月後なのか
最愛のパートナー。
今年の春も桜を見に、夏には湖で一緒に泳ごうと。
もう、それは叶わないかもしれないけど、あなたの最後に見る景色は私の顔であるよう、努力します。
大型犬にしては大往生かな?
しっかり私のパートナーとして心のケア。していただきました。
だからもうそんなに頑張らないで。
小さな灯火があるうちは、ありがとうは言わないね。。
DEAR TINA
もっと迷惑かけてください。
私にくれた愛情は、こんなものじゃ物足りない。
SESSIONS 山田賢司